会報(2005年)














 

ほうこん2005年7月号

5月2日、NPO法人になりました!
5月31日、ギャラクシー賞記念の宴 盛大に!

◆NPO法人設立
 かねて申請中だったNPO法人(特定非営利活動法人)の認証書が、4月27日東京都より届き、認可された。そして、5月2日に法務局に登記し、晴れてNPO法人設立となった。

 昨年10月23日「設立総会」において設立趣旨書、定款が承認されて以来、6ヶ月の期間を要した。デジタル化で放送の環境が激変している今こそ、放送と視聴者・市民との橋渡し役としての充実が求められている。

◆総会の日程

  • 日時 6月25日(土)午後4時より
  • 場所 都市センターホテル(紀尾井町・千代田放送会館前)


  •  終了後、懇親パーティーを行います。(会費・3,000円)  議題・2004年度事業報告、決算報告、任意団体解散審議。2005年度事業案、予算案。  (総会の詳細については、別途事務局よりご案内します。今年の総会は、任意団体の解散議決を問うため、ぜひご出席を。現行の規約第41条では、正会員総数の3分の2以上の賛成が必要です。もし、ご欠席の時は委任状の提出をお願いします)

    ◇5月理事会記録
     5月24日第42期第10回の理事会を開催。

    ◆「GALAC」8月号特集
     放送局の自己検証番組の各国比較、JR西日本事故報道の検証。表紙は米倉涼子。

    ◆ラジオ選奨委員会
     6月18日「ギャラクシー賞入賞作品を聞いて、語り合う会」を開催。詳細は4ページに。

    ◆企画事業委員会
     デジタル時代の視聴者像をテーマに、9月頃公開勉強会の開催を目指して企画立案中。

    ◆新事業の検討
     NPO法人発足にあたり「視聴者番組機構」(仮)の設立が、志賀理事長より提案された。「機構」の名が示すように「放懇」だけでなく、広くパートナーと連携する。視聴者の積極的参加を求め、番組制作の企画書作成、視聴者による優秀番組選奨事業、視聴トレンド調査などの内容で、今後さらに詰めることになった。

    ◆個人情報保護法への対応
     今後、マニュアルの作成、責任者の選定などNPO法人として対応する。

    ◆青木文庫開設
     岩本太郎さんのご尽力で、OurPlanet-TVのご協力を得て、故青木貞伸さんの蔵書が一般公開されることになった。詳細は4ページに。

    [出席]志賀、田代、上滝、麻生、石井、今村、入江、小田桐、隈部、嶋田、深川、藤久、堀木

    追悼 伊豫田康弘
    去る5月23日、放送批評懇談会副理事長の伊豫田康弘さんが急性心筋梗塞のため、東京都内の病院で逝去されました。享年59歳でした。長年にわたり親交のあったお二人に追悼文をいただきました。
    将にふさわしい器
                    田村穣生

     伊豫田さん、いくらなんでも59歳で逝ってしまうのはひどいじゃないですか。
     あなたと私が知り合ったのは30年ほど前で、それ以来、共に学び、学会で活動し、いろいろなプロジェクトに参加し、仲間を増やし、遊び、飲んだ仲でした。

     あなたは私よりも6歳若かったけれど、器量が大きく、あなたが将の器で私が参謀の役割だという自覚は、お互い随分早くから持っていましたね。「伊豫チャンは木下藤吉郎だから、俺が竹中半兵衛をつとめる」と何度語り合ったことか。

     たしかにあなたは、頭脳、度胸だけでなく、カンのよさ、集中力の凄み、優しさ、面倒見の良さ、まめまめしさ、そして清濁併呑するおおらかさなどのすべてをあわせ持っていました。これらのキャラクターを2つか3つ持っている人は珍しくはありませんが、1人がすべて備えているのは稀有のパーソナリティです。

     だからこそあなたは将にふさわしかった。
     そしてそれゆえに、先輩、同輩、後輩みんなに愛されたのでしょう。

     しかしそのことが、一方で、多くの「伊豫田頼み」を誘発し、結果としてあなたを過労に追い込んでしまったのかもしれません。その面では、親しくしていながらそれを十分防止できなかった私にも大きな責任があると反省しています。いや、悔やんでも悔やみ切れないというべきでしょう。本当に申し訳ない思いで一杯です。そして、この「悔い」は私一人にとどまらず、伊豫田さんの周辺にいた多くの人々が感じているに違いありません。

     今考えると、あなたはもう木下藤吉郎ではなく、初期の羽柴秀吉になっていたのでしょう。そして“れば、たら”話になりますが、もうしばらく時間がたてば、後期の羽柴秀吉、すなわち天下にまぎれもない有力な武将になったはずでした。史実では竹中半兵衛が先に逝ったけれども秀吉は大成しました。それなのに現実世界では秀吉が先に逝ってしまった。なんという皮肉……。

     でも、繰言はこれぐらいにします。
     伊豫田さん、私があなたにもらった最大の贈り物は、酒の楽しみを教わったことでした。徹底した熱燗派だったあなたは、口癖のように「田村さんに酒を教えたのは俺だ」と言っていましたね。私は熱燗派とまではいかなかったけれど、おかげさまで人生の大きな楽しみが一つ増えました。生涯の財産です。

     極楽浄土にもおそらくテレビと熱燗があるでしょう。もしなければ、あなたのことだから何かプロジェクトを立ち上げてテレビと熱燗を手に入れているはずです。将来いつかはわれわれもそちらに行くことになりますから、どうかまともなテレビといい酒を確保しておいてください。
     これからは、心安らかにお過ごしくださるよう祈っております。涙。合掌。


    故・伊豫田康弘君の急逝を悼む
                    篠原 俊行

     去る5月23日早朝、「イヨちゃんが昨夜倒れ緊急入院した」との一報が入った。元気な伊豫田君と数日前にも会っていたので、よもやそんなことは……と自分に言い聞かせながら、ひとまず大学の授業を済ませるべく家を出た。ところが帰宅すると、すでに逝去されたとの報が入っていた。ともあれ故人に面会しようと、車のハンドルを握り、雨脚の速い夜道を狛江の伊豫田宅に向けて走った。布団に横たわっていたその夜の彼は、あたかも、酔いが回り気持ちよさそうに眠りこけている、あの、いつもの「イヨちゃん」の表情であった。

     想い起こすと付き合いは、民放連勤務当初から数えて約35年になる。彼と私は、ライフコースで2つの共通点があり、これも何かの縁で結ばれていたからだろうか。まず、研究所勤務。私が研究所から企画部に異動になるのと入れ替えに、彼が広報部から研究所に移った(1982年4月)。もう一点は転職。民放連を同時期に中途退職の後、それぞれ大学に再就職し(93年4月)、今日に至ったという点である。

     以後も放送批評懇談会活動、学会活動、私的な研究会・合宿・飲み会等々を通して付き合いは続いた。「イヨちゃん」の人柄を私なりに一口で表現するならば、「ヒューマン・ネットワーキングの名人」ということになろう。おそらくこれに異議を唱える人はおるまい。故人は生前、その特技を遺憾なく発揮し、かけがえのない大きな人脈を築いてきた。彼ほどに頼りがいがあり、多くの先輩・同僚・後輩から愛され親しまれてきた同世代の友を私は知らない。実績に裏打ちされた面倒見の良さは、周囲からの信頼感を一段と高めていた。

     存命であれば、公的には周囲の期待に応え、教育研究活動・社会活動の中心人物としてますます力量を発揮したであろう。また家庭においては、生前、彼がしばしば話題にしてきた愛娘・愛息子の将来を温かいまなざしで見つめつつ、まだまだ長いはずの人生を夫婦睦まじく過ごすはずだった。その「イヨちゃん」は、いまやこの世にいない。合掌。

    いよだ・やすひろ
    東京女子大学現代文化学部長・教授。
    1945年7月31日生まれ。愛知県出身。早稲田大学法学部卒。民放連放送研究所主任研究員、常磐大学教授などをへて、97年より東京女子大学現代文化学部教授。98年より放送批評懇談会副理事長。情報通信学会評議員。


    「青木貞伸文庫」が開設!

     2005年5月21日、OurPlanet-TV(アワプラ)が新設した「メディアカフェ」の一角に、「青木貞伸文庫」が開設されました。アワプラ代表の小林りかさん、白石草さんはじめ、多くの方々のご協力を得て、故・青木貞伸さんの貴重な蔵書が一般公開される運びとなりました。
     オープン当日は、青木貞伸夫人・芳子さんが出席し挨拶くださいました。放送批評懇談会からは、石城太造さん、嶋田親一さん、坂本衛さん、岩本太郎さん、伊藤洋子さん、石橋さや夏さんが出席。
     「メディアカフェ」では、おいしいコーヒーが100円で飲めます! 会員の皆さまもぜひ、「青木文庫」をご利用ください。
    挨拶する青木夫人(中央)
    「青木貞伸文庫」

    OurPlanet-TV
    〒101-0064
    千代田区猿楽町2-2-5 興新ビル205
    TEL 03-3296-2720
    FAX 03-3296-2720
    URL http://www.ourplanet-tv.org
    メディアカフェ利用時間
    月・木・金曜―午前11時〜午後9時
    火・水曜―午前11時〜午後6時
    土曜―午後1時〜午後6時
    日曜・祭日は休み


    会議記録

    [5月]
    6日 出版編集委員会
    10日 選奨・ラジオ定例部会
    24日 理事会
    26日 選奨・テレビ月評会
    31日 第42回ギャラクシー賞贈賞式
     
    更新:2008/7/31



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