■解説
グランプリは、2020年4月度から2021年3月度まで投票によって毎月決められたノミネート作38本の中から、最大5本までを投票するという方法で決められた。
グランプリに選ばれたのは、テレビ東京の木ドラ25「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」。“人と人との繋がりの大切さが表現されており、優しい世界観が素晴らしかった”“BLというジャンルでありながら、誰もが楽しめる素敵な作品”“コロナ禍の鬱々とした毎日を救ってくれたドラマ”といったコメントが寄せられ、投票者の幅広い支持を集めた。
第2位はフジテレビの「世界は3で出来ている」。“未だコロナ禍から抜け出せない今だからこそ、より多くの方に観てほしい作品”“3人とも違う人間に見える林遣都の凄さを感じた”など、題材や演技対する支持を多く集めた。
第3位はTBSテレビの金曜ドラマ「俺の家の話」。“介護や跡取りの問題を、コメディータッチながら長瀬さんの誠実さで真っ直ぐに捉えることができた”“話の内容に抜け目がない。今、笑っていたと思ったらもう泣かされている”など、演技や脚本に対しての評価が高かった。
今期はベスト10のすべてをドラマが占めた。コロナ禍でも優しい気持ちになれた上位2作品が多くの票を集め、時代をより反映する結果になった。