2024年11月度-月間ノミネート
天狗の台所 Season2 BS-TBS | 得票数:108 |
全領域異常解決室 フジテレビ | 得票数:103 |
木曜劇場「わたしの宝物」 フジテレビ | 得票数:72 |
天狗の台所 Season2 BS-TBS
- 食材を活かした丁寧なスローライフ、自然いっぱいの美しさに、現代人が求めている「癒し」を感じられる作品。それだけでなく、生きるとは何か?何のために生きるのか?という永遠の課題を様々な年代・境遇の登場時が考える為、自身の生き方を問うきっかけともなる作品。
- Season1で幼かった弟のオンが、自ら稼ぐ難しさ、自然との共存、人間関係など兄の力を借りながら自らの力で目の前の課題に向き合う姿が印象的でした。今作で出来た友人や周りとの出来事を通じて「当たり前が当たり前じゃ無いこと」を知って行く過程は、誰しも何かしら経験がある等身大の物語で心が揺さぶられた。主人公・基のやるべきことをやる誠実な姿勢や目の前のものを大切にする姿は、芝居はもちろん演じ手の内側から溢れているように感じられて胸を打たれました。大切な人、物、時間。これからも数多あるであろう「大切だからこそ難しい」に向き合うための支えになってくれるドラマでした。
- 映像美はもちろん、役者の技量もあってストーリーへの説得力も高い。また、食育をベースに重くなく社会課題も取り入れていて、とても30分枠と思えない満足感を得るドラマです。多くを語らず、何を受け取るかは視聴者に委ねているところも最近のドラマと一線を画す。主演の駒木根さんの安定感が素晴らしく、キャスト(犬含め)の成長を楽しめるところも魅力です。「北の国から」のような長きに渡り続いていくドラマになって欲しいです。
全領域異常解決室 フジテレビ
- 独特な設定を日常に落とし込んだ内容がとても面白いです。柳田国男の著書や国立図書館の文献などの学術的に価値のある民間伝承や神話をきちんとエンターテイメント化しているところに魅力を感じます。
- 日本だから作れたドラマ! 少し違和感があった部分が綺麗に伏線回収されて、ラストも今までの話があったから納得できるし、興奮するし、感動するしという内容で大満足でした。神様のことを知りたくなりました。
- 変な長いタイトルが気になるから見てみるか、で視聴開始。ああ、Xファイルの日本版なのね、と思った自分はまんまと制作サイドの思惑に嵌った。5話から、まったく別のドラマになった!オカルトミステリーのふりをして、実は、神様バトルの話だったなんて!!そして、あの時やその時の小さな違和感の正体は、7話で一気に伏線回収!!!だって7話が始まりなんだもん。すごいぞ、こんな構成のドラマ今まであった?藤原竜也の説得力、黒岩さんのシナリオの力など素晴らしい点はキリがないけど、とにかく面白いので皆さんぜひ見てください。
木曜劇場「わたしの宝物」 フジテレビ
- 生きていくうえで過ちをしないで生きていける人はいない。間違いとどうやって向き合っていくのかは人とどのようにして向き合っていくのと似ている。俳優たちの演技により登場人物の心の襞にまで触れることのできた作品でした。
- 生まれてきた子どもを「かわいそう」にはしない、と制作者さんがおっしゃっていたので、実際の落とし所がどうなるか見守ったドラマ。実の父親の抱っこには泣き、半年育ててくれた戸籍上の父親の久々の抱っこには笑顔を見せた赤ちゃんにMVP。それぞれの演者さんもそうなるように撮影の中での接し方を変えていたのかもしれないなと思いました。
- 登場人物それぞれが知っている情報だけで判断するところ、それぞれの正義のもとに動いているところ、自分本位な人もいれば、誰かのために行動する人。登場人物それぞれの背景や人間性によって意見が分かれるところに人間関係の難しさを感じる作品です。急展開していくスピード感のある作品ですが一貫して「愛」を考えさせられる作品でもあります。
他に推薦された番組
土曜ドラマ「3000万」 NHK
- 最後の最後まで「その選択、違うよ!」と画面の中に入って話したい気持ちが止まらなかった。間違っていると認識すること、認識して戻ることの難しさを絶妙に描いていたと思う。最後の選択ははっきりとは描かれなかったことが、視聴者ごとの「正しい道」があるのだろう。「主人公の選んだ最後の選択はこうあってほしい」と思った道はあるものの、それすら「実は間違っていないか?」と考えさせられました。
火曜ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」 TBS
- タイトル通り「あいつを殴ってやる!」という動機で始めたボクシング。だが、「ボクシングは相手への敬意で成り立つ」と教えられ、喧嘩の道具ではないからこそ、厳しい練習に耐え、命がけで闘うことを知る。それを、愚直で、いつも全力投球のほこ美(奈緒)が見事に表現。クズの海里(玉森裕太)との絡みが軸だが、ジムの会長やほこ美の母でスナックママら、周囲の大人たちがしっかりと脇を固めて好演。
ドクターY ~外科医・加地秀樹~ テレビ朝日
- 失敗しない医療ドラマ「ドクターX」のスピンオフ。ドクターXで脇を固めている医師が主人公の本作も7作目となり、もはや単独の作品として実力が認められているといった域になってきている。これまではコミカルな役回りが多かった主人公だが、本作では親子や友人のつながりを軸とした濃い内容になっており、こうした点からもそれがうかがえる。もちろんドクターXでおなじみのキャストや、コミカルなシーンもあり、それが時間的、感情的な起伏を生み、視聴後の心地良さをもたらしている。
きみの継ぐ香りは TOKYO MX
- 学生時代の想いをお互いに告げられず分かれた女性同性愛者の二人が、お付き合いをしているそれぞれの子供の親として再開するお話。過去の思いと現在に揺れる二人の思いが丁寧に描かれる。子供たちへの波紋にも胸が痛む。地上波で彼女たちの物語が静かに描かれることには大きな意義があると思う。
木ドラ24「下山メシ」 テレビ東京
- テレ東深夜のグルメドラマ。東京多摩西部の山には登るが、登山の楽しみは下山後にある。立派な店構えや☆いくつのレストランではない食堂や居酒屋を楽しむことこそ、本当の「食通」と言えようか。それを山歩きの楽しさと結びつけたのがいい。何よりも、いただきみねこなる登山が趣味のイラストレーターに志田未来を起用したのが大成功。はまり役になるかも知れない。
連続ドラマW「ゴールデンカムイ -北海道刺青囚人争奪篇-」 WOWOW
- とにかく面白い。原作キャラクターの再現度の高さと役者陣とスタッフの本気度に久しぶりにながら見ではなく見れる作品。地上波では実現できなかったセリフや表現などWOWOWで正解!
ドラマ9「D&D 医者と刑事の捜査線」 テレビ東京
- 医者と刑事の共通項は何か。それは命を守り、助けること。「命」が余りにも杜撰に扱われる現代への警鐘が主題だと読んだ。藤木直人と寺島進は、風貌は対照的ながら、心情と信念では絶好の「相棒」を演じる。その二人の接続詞として、法医学者の大塚寧々としっかり者の看護師早見あかりが活きている。
土曜ドラマ「放課後カルテ」 日本テレビ
- 小学5年生の孫が「大好き」と楽しみにしているドラマです。主題歌「どんな小さな」とリンクして子どもたちの小さながんばりを応援してくれる温かさは、殺伐としたこの時代を少しでも癒してくれるものになっています。前回も書きましたが、現場の先生方の葛藤も見せてくださっていて、保護者・教員・社会で支えあうことの大切さも教えてくれています。安心して家族で見ることのできるドラマです。
- 不安な気持ちが何かを壊したり自分を傷つけたりしてしまう女の子、全部自分で対応しようとして自分を追い込んで倒れてしまった先生、自分の言葉で友達を傷つけてしまうと保健室にいる女の子と不登校の幼なじみ……今月は、いろんな子供、大人の気持ちの病気のお話でした。今の世の中精神的ストレスや悩みがある人が多いと思います。ドラマではそれぞれのストーリーがありましたが、これらを通して、周りの人を気にかけて気遣う気持ちについて学べたと思います。
オクラ 迷宮入り事件捜査 フジテレビ
- 相棒のようなバディものとは全く趣が違うものの、ベテラン刑事役を見事に演じる反町隆史と新進気鋭で夏ドラマから連続で初となる刑事ドラマ主演を担う杉野遥亮が世代の違いや性格の違いのコントラストをうまく見せている。ストーリーも、毎回最後に意外な展開を示して、次回への興味を持続させる作り方が上手い。
連続テレビ小説「おむすび」 NHK
- 回を追うごとに深みを増してくる今期朝ドラ。イルミネーションのように明るく見える日々の描写の中に散りばめられたエピソードのひとつひとつが繋がって広がって大切な言葉を伝えてくれるのは、伏線回収とは違う鮮やかさがある。今後も楽しみ。
ドラマイズム「その着せ替え人形は恋をする」 TBS
- 雛人形の人形師の孫の男子がひょんなことからクラスメイトのコスプレ女子の衣装作りに引っ張り出されるというコメディなのだが、これが素直な心を美しく描く意外に良い話で結構うるうる来るのである。
ドラマフィル「スメルズ ライク グリーン スピリット」 TVK
- これを今ドラマ化することに意味があると思う。それぞれの生きづらさを抱えた少年たちのそれぞれの選択が苦しいけど、不幸だとは言いたくない矜持がある。
マイダイアリー テレビ朝日
- 現代から過去に切り替わるダイアリーと言うタイトルからもよくできたドラマだと思う。自分にもあんなことがあったなと胸の奥が少しチクッとするけれど、優しく仕上がっていて日曜の夜に心地良い。
テレビ東京開局60周年連続ドラマ 孤独のグルメ特別編ドラマ24「それぞれの孤独のグルメ」 テレビ東京
- 「孤独のグルメ」タイトルは知っていましたが実際に初めて見ました。とても人気があるドラマということが納得できました。演じながら素のままのような温かな雰囲気が溢れる人柄で、個食も良いぜ!と明るくなるドラマです。
モンスター フジテレビ
- リアリズムを多少犠牲にしても女優・趣里の魅力が全面展開することを第一に作られた法廷ドラマ。趣里と同僚のジェシーのいつも食い違うちぐはぐなコンビ、趣里と謎に包まれた実父・古田新太の緊張感を孕んだコンビなど、人物設定も絶妙。上質のエンターテインメントに仕上がっている。
金曜ナイトドラマ「無能の鷹」 テレビ朝日
- 「なにもできなくてもそこにいていい」「役に立たなくてもあなたが生きているだけで価値がある」ということを少し大袈裟に、かなり面白おかしく表現した作品なのかもしれない。菜々緒のコメディエンヌぶりには驚かされた。
嘘解きレトリック フジテレビ
- ドラマ全体が醸し出す昭和初期のレトロな情景で展開される毎回ワクワクする不可思議な物語に魅了されました。嘘と真実を芯に人間の心理が巧みに表現されユーモアもあり実は人の本質を追うドラマです。シリーズ化を望みたいです。
水ドラ25「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」 テレビ東京
- とにかく目が離せない。アクションが凄く、殺しなのにブラックな部分が無く、カラッとしている。主人公2人は仕事を離れるとゆるゆるで可愛く、抱き締めたいほど。まわりのキャラクターも魅力的。
民王R テレビ朝日
- 人気作待望の続編ということで期待と不安を抱いての視聴だったが、まさに今扱うべきトピックスを見事なエンタメにしている。
日曜ドラマ「若草物語 ―恋する姉妹と恋せぬ私―」 日本テレビ
- 若草物語と名付けたモノの、4人の姉妹はバラバラ。結婚に憧れる長女や居場所を求めて失踪までしてしまう三女の生き方をどこか下に観ている感のある次女、涼。それを自覚していないのが彼女の罪だなあと思う。仕事も崖っぷちだけど、何処吹く風でバリキャリの生き方をしている人が、家庭に収まる主婦を下に見ているみたいなステレオタイプの脚本ってどうなんだろう。非正規社員だから雇い止めが怖くてセクハラにも声を上げられない長女にじれったさを感じながら、やっぱりこういうこと多いんだよね、と心の中でうなずく。ついつい見続けてしまうドラマだ。
ETV特集「誰のための医療か ~群馬大病院・模索の10年~」 NHK
- 2014年に発覚した18人もの患者の相次ぐ死亡事故から10年。第3者も交えた事故調査委員会から再発防止に向けた数々の提言を受け、どのような取り組みが行われているかを丁寧に描き出しており、亡くなられた方の命、ご遺族の悲しみを無駄にせず、患者中心のより良い医療の実現に向け、現場がいかに悩み、努力しているのかが伝わってくる。ここから分かるのは日本全体の医療が抱える問題の数々である。高齢化社会が進展し、ますます医療の質が問われる中で、患者中心の医療とは何かを投げかける番組であった。
- 正直、医療の現場は問題だらけだと思う。死亡事故も、なくなることはないだろう。そんな中で、この番組で紹介された検証への遺族の参加、カルテの公開など、患者本位の改革は素晴らしい。取材も丹念で文句なしだ。ただ、どうしても感じる。なぜ、この病院でこれが可能だったのか?なぜ、他の病院でこれができないのか?
NNNドキュメント’24「総理大臣を目指した人たち ~2024二つの党首選から見えたこと~」 日本テレビ
- 古い知人に、誰の写真を撮っても心の隙間や闇をさらけ出しているような表情の写真になってしまう人がいた。本作はそんな写真を思い起こさせた。大島新氏のインタビューはあくまで紳士的で穏やか。ところが政治家のみなさんの言葉にしない本音や本質が見事に浮かび上がってくる。ドキュメンタリーも作り手の人間力が肝要なのだろう。
- 冒頭の日本テレビ政治部との打ち合わせの場面から引き込まれる。各局の貴重な発信の場であるこの枠を、わざわざ外部の有名ディレクターに頼まなくても、と最初思ったが、「政治部記者ができないもの」をあえて提示する姿勢にはとても共感できた。候補者の登場のバランスを全く考慮せず「I Think」で全編が語られる。多く登場する人だけでなく、空虚さが伝わる小泉氏、どこまでも優等生な上川氏、やっぱり出てこない高市氏など、面白過ぎる内容だった。さあ次は局の作り手の出番だ!
ETV特集「1000番地 土地と人間に関するリポート」 NHK
- マンション建設のために立ち退き目前の居酒屋の土地がどういうものだったのか。戊辰戦争までさかのぼり元武士が入植して開墾しその子孫まで調べ上げていき土地とは一体なんなのか問いかけられた。地元民の私からすると店主の「色気も素っ気もない街」になろうとしている言葉に同意した。ラスト移転した居酒屋がイキイキと再出発したのとタワーマンションが建設費高騰のため縮小されるというのは何とも皮肉なものであった。
報道特集「検証 選挙報道とテレビの役割」 TBS
- しっかりしろ!マスメディア!という気持ちです。選挙が終わってから「これはデマでした」と報道しても、選挙民には後の祭りです。検証は必要なので無意味とは言いませんが、もっとスピーディーにデマにはデマだと選挙期間中に報道で否定する必要があると思います。
- 東海テレビの「さよならテレビ」以降、テレビは長いことほっかむりをしてきた自分自身に言及せざるを得ない。「ジャニーズ問題」に続いて、自らに向き合ったこの番組の強靭な精神に拍手する。ただ、これで終わりではない。明らかになった問題点を、どう変えていくのか?この番組を含めたテレビ全体で答えを見せてほしい。
ETV特集「山田太一からの手紙」 NHK
- 手書きの時代の脚本家らしい膨大な手紙とはがきの字がなんとも味わい深い。テレビドラマが変わっていく様を憂い脳溢血で倒れた後もその震える手で書いた手紙には、最後まで脚本家としての矜持を見せられた。
川島二宮のタミゴエ フジテレビ
- 柳沢慎吾の全力ロケがぶっ飛んでいた。昨今のロケ番組がきれいにまとまっている感があるのに対して、予定調和がなくグダグダ感もあえて見せていたと思う。ただそのためちょっと尺が長かったかな。タミゴエのテーマは女性が男性をサゲル話は他番組でも見かけるので違う切り口の方がよかったのでは。MC二人のLINEは素顔が見れて面白かった。
NHKスペシャル 混迷の世紀 最終回「“超大国・分断” アメリカはどこへ」 NHK
- 自分たちに余裕がなくなれば他国のことなどかまっていられない、それが今のアメリカだ。世界中が自国優先になったらと思うと未来に希望が見いだせなくなる。アメリカだけではなく世界はどこへ向かっていくのだろうか。
淳×ジュニア×有吉 40歳-50歳 ~10年観察~ TBS
- 10年間、3人の誕生日に取材を行い40から50歳の10年間を振り返る。それぞれが40歳の時に考えていた未来としての50歳と現在の自分がどう違っているのか、3人の個性のある人生が浮き彫りになった。いまだに第一線で戦う3人だからこその考え方があり、楽しめた。
あさイチ「なぜ? 地方は女性が生きづらい」 NHK
- 周りはみな知り合いで何をするのも筒抜けのような場所では男女の役割が決まっていて新しいことをしようものなら批判をされてできない…息苦しさを感じた。周囲に相談もしづらく慣例が全てになるような場所で自分らしく生きられる訳が無い。お互いを認め合う社会にならない限り難しいと思われた。
国民的アニメの祭典 サザエさん55周年SP 全放送回から厳選!意外な真実41連発 フジテレビ
- 「サザエさん」初期から作風や声優の方々も変わりましたが55周年目が本当にうれしいです! クーラーもスマホもパソコンもないけれど卓袱台を囲む昭和の温かな一家団欒の情景が、現在ではどれほど貴重でかけがえのない時間なのかと感じます。憧れのような「サザエさん」一家を毎週30分間見ながら何故か安心してリフレッシュしています。
NNNドキュメント’24「もう、伝えられない ~孤独死6万人の時代~」 日本テレビ
- 益々このような状況がこれからも増えていくように感じて見ていて辛い番組でしたが、しっかりと視聴者に現在を知らせて問い続けていくような貴重な番組でした。
わが心の大阪メロディー NHK
- 上沼恵美子さんが大阪ラプソディを歌う姿が本当に好きで、いつも一緒に歌っています。オール巨人さんの歌の上手さを知ったのもこの番組で、毎回大阪に縁のある方が、大阪の歌を歌う構成が本当に素敵です。そして客席で見ているIKKOさんが楽しまれている様子が映ると、こちらも同じ気持ちになります。
映像の世紀バタフライエフェクト「ふたつの敗戦国 日本 660万人の孤独」 NHK
- 祖父母は満蒙開拓団で終戦とともに帰国しました。このとき祖父母が無事に帰国できたからこそ、私が生きているんだと感じています。もっと開拓の話を聞いておけば良かったと後悔しています。また放送してほしいテーマでした。
- 敗戦後満州に取り残された日本人の過酷すぎる流浪の道のりである。シベリア抑留や中国残留孤児に対する国や国民の支援の少なさや理不尽さはいたたまれない思いである。そんな帰国者の中には著名人もおり特に中国残留孤児の方の孫が世界に知れ渡るゲーム開発者であったことはまさにバタフライエフェクトである。
報道特集「兵庫県知事“齋藤現象”を考える/小児性犯罪の実態」 TBS
- ジャニー喜多川の小児性犯罪も、このところ続いている学校や塾や寮での性犯罪も、そしてその性犯罪に対する取り扱いの軽さや隠ぺいも、全部続いている日本の病巣だと思います。日本は人権に対しての意識が薄い。軽い。仕事ができれば”そんなこと”で処罰されるのは惜しい、とすぐ言う。そして、組織主義。斎藤知事が公益通報者を保護しなかったという大問題も軽く扱われた。多くの人の我慢で傷口がふさがっていただけだと思います。これからもどんどん膿が噴き出すことでしょう。もう吹き出したらいいと思っています。
映像の世紀バタフライエフェクト「吉田茂 占領下のワンマン宰相」 NHK
- 前半、今の日本にはいないタイプの日本をひっぱり、責任も取る、こんな総理がまた出て欲しいと思ったが、やはり、権力に座ると欲しいものが出てくるのか、離したくなくなるのか……自分の生活には役に立たなくても、この番組を見ると、歴史を学び直すのもいいのかも思う。
新プロジェクトX ~挑戦者たち~「スケートボード頂点へ“日陰者”たちの逆転劇」 NHK
- オリンピック競技になるまで、スケートボードが競技としてすそ野が広がっているとは思っておらず驚いたが、今回の特集を見て、競技人口を増やすためや遊びではなく、競技として整備していった先人たちの思いや段取り、苦労を知った。競技ではあっても、まず楽しむことが大前提で、オリンピックでも滑り終わって競技者どうしがお互いをたたえ合っている姿に通じると思った。
ザ・ノンフィクション「炎の中で死んだ父を僕は知らない」 フジテレビ
- 画家の父を持つことなど、そうそう無いけれど考えさせられる話だった。また借金と遺産という難しい現実の中で大切にしたいもの、できないもの……直面した時に答えを出せるのか、法律との狭間の中での決断は厳しいもの。
Gメンバーの推薦番組
朝メシまで。スペシャル テレビ朝日
- パークが閉園になってから次にゲストを迎える朝までの限られた時間の中で、ディズニーリゾートを底から支える従業員の仕事を丁寧に見せていただき、妥協しないその姿勢には頭が下がるばかりでした。お掃除や設備点検、アトラクションのチェック、花壇の作成…本当に素晴らしかった。綺麗で安心にパークを楽しめることに感謝しました。
日曜日の初耳学 毎日放送
- ゲストが本木雅弘さんだった。トーク番組にはあまり出演されないイメージがあり、非常に興味深く見た。ドラマのプロデューサーには、視聴者からの誉め言葉はいらない、非難の言葉だけ欲しい、その中に改善ポイントがある、と伝えていたというエピソードが目から鱗だった。どんな仕事でも通じる考え方で、確かに非難=指摘ということなので、とても素晴らしい考え方だと思った。この番組は、聞き手である林先生の相手からの話を聞き出す力に、いつも、感心させられる。
魔改造の夜「恐竜ちゃん 缶蹴り」 NHK
- 技術者たちが知恵と技術を振り絞り、課題に取り組む姿に毎回感動する。特に今回の回は秀逸だった。ライバルチームのアイデアに感心し、失敗を一緒に悔しがり、成功を一緒に喜ぶ姿を見るのも、技術者の矜持を感じ、とてもすがすがしい。これからも続いてほしい番組。
それスノプレゼンツ!東京フレンドパーク』月曜復活SP TBS
- 昔の懐かしい番組が復活して好きだったゲームを見ることができて懐かしさを味わえたし、バラエティとしてもとても楽しかったです。ウォールクラッシュという壁にジャンプして張り付くというゲームに1人の出演者がジャンプ後一回転して張り付いた時には家族で大笑いしました。出ている人みんなが楽しませよう、楽しもうという気持ちが伝わって安心して家族で楽しめていい番組だと思いました。「それSnowManにやらせてください」という題名通り、往年の人気バラエティ番組をこれからもちょくちょくカバーしてほしいなと思ってしまいました。
京都画報「日本画が息づく暮らし -京都画壇の足跡を訪ねて-」 BS11
- 京都には絵画鑑賞を目的に旅行することが多いです。大勢の画家を育んだ京都の文化。鑑賞場所は美術館だけでないことがわかり、街の奥行きを改めて実感しました。
news zero 日本テレビ
- 11月11日放送に放送されたキキコミというコーナーの“「生成AI」が渋谷を観光案内”がとても興味深かった。自分も体験したくなった。
未成年~未熟な俺たちは不器用に進行中~ 読売テレビ
- 「ケの日のケケケ」、「VRおじさんの初恋」、「君となら恋をしてみても」といった秀作を送り出している森野マッシュ氏が脚本を手掛けている。繊細な思いを紡いでストーリーを動かしていく点で本作もこれらの作品同様に優れたドラマだ。深夜ドラマとは思えない丁寧で美しい映像もすばらしい。さらに言えば、主演の一人上村謙信の目力の強さ。古臭い言い方を使って和製ジェームズ・ディーンと言ってしまおう。
(掲載は順不同)