2025年5月度-月間ノミネート
大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」 NHK | 得票数:109 |
続・続・最後から二番目の恋 フジテレビ | 得票数:106 |
火曜ドラマ「対岸の家事〜これが、私の生きる道!〜」 TBS | 得票数:96 |
大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」 NHK
- 水を得た魚が自由に泳ぐように、蔦重の閃きとインスピレーションが止まらない。吉原を基地に、次々ヒット商品を発信する姿は立派な実業家だ。武士と町民の文化融合。ムードメーカーの兄たち仲間と彼のチームワークが頼もしく見える。武士の文化人がいるせいか、政治が文化に近寄っていく様が今後懸念するところではある。
- 唐丸(後の歌麿)の生い立ちを描いた回が壮絶で、制作陣の覚悟を感じた。自分が身を売るだけではなく、まだ幼い子に男女を問わず客を取らせ、亡くなる間際にも「鬼の子」と呪いをかける毒母。母を演じた向里祐香さんの演技に唸った。
- 吉原の風俗(古来の意味での「風俗」)描写、江戸幕府と田沼政治の評価と分析、そして蔦重をモデルにしたプロデューサー論の三位一体ドラマ。描かれる人物がそれぞれ(森下佳子による脚色や創造も含めてだが)極めてビビッドで、毎回面白くて目が話せない。
続・続・最後から二番目の恋 フジテレビ
- 過去作を見ていないが、千明と和平の関係性が素敵だなと思う。日常を映す会話劇なのにロマンチックな要素があるのが魅力的。登場人物それぞれに愛情が注がれているのが分かる、心温まるドラマだと思う。
- 大人の恋や友情、親や死、働くことなど多くの問題を扱いながらクスッと笑えてしんみり泣けて素敵なドラマ。同年代の私も若い人たちも少し立ち止まってこの先の人生の楽しみ方を考えるようになる影響をたくさん受ける作品。
- フジテレビドラマ班の珠玉の作品。中高年になっても大人になり切れないこと、不安を抱えたままで生きていくこと、昔描いていた夢と違っていてもいいこと、それをやさしく肯定してくれるドラマ。数年に一度スペシャルドラマとして続けてほしい。
火曜ドラマ「対岸の家事〜これが、私の生きる道!〜」 TBS
- サブタイトルにあるように、「自分の生き方は自分で決める!」のが真っ当に生きる道。「働く」ことを、雇用されて賃金を得ることをはじめ、労働の対価を獲得することに限定してはいけない。そのことに気付かせるために「家事」は恰好のテーマだった。専業主婦または主夫として一人が担うにしろ、夫婦で協働するにしろ、シンママ・シンパパであるにせよ、コスパもタイパも度外視した日常の営みが、いかに大変で重要であることか。多部未華子の優しさと強さを貫く自分の歩調、田中美佐子の加齢の受容が光った。続編を期待。
- 過去、現在、未来の子育てに希望を持てました。やってきた子育て、今の子育て、そして明るい未来の子育て。元気と勇気をもらうことができ感動でした。
- 専業主婦であるママも働きながら育児をしているママも、育休を取っているパパも、みんなそれぞれ事情や悩みを抱えている。大変なのは自分だけではないし、違う立場の人のことも考えられる人でありたいと思わせられるドラマ。
他に推薦された番組
あなたを奪ったその日から フジテレビ
- 今クールいちばん好きなドラマ…子供を食品事故で失った主人公(北川景子)が、事故を隠蔽した相手(大森南朋)の娘を誘拐して育てているうちに愛情が移ってしまう…隠されていた真実がどんどん明らかになって行き、最後に残るのは、残された者たちの愛なのか…複雑なドラマだが、北川景子さんの熱演で、ハッピーエンドを願わずにはいられないです。
- 被害者と加害者がその復讐心から立場が逆転することで、共鳴してしまうという展開が面白い。それに伴って周囲の人物を傷つけてしまったことに対して、どう対応していくのか、最終回がとても気になります。
水曜ドラマ「恋は闇」 日本テレビ
- 恋は闇というタイトル通りの、恋愛とミステリーが絡み合うストーリーは隠しきれない本質を描いているようでドキッとさせられる。一方このドラマが実は1番伝えたいと思われるメディアとは?情報を受け取る側はどのようなことに気をつけるべきなのか?と言った現在の情報社会での問題点についても常に根底として提起されていて、見ていて色々考えさせられる。
- 6話から一気に話が展開して、目が離せなくなった。犯人が誰なのか、動機は一体何なのか?気になって毎週リアタイしています。演技派のキャストしかいないので、全員個性的なキャラクターなのに調和がとれていて、物語に没頭できるのもまた良い。
ドラマイズム「あやしいパートナー」 TBS
- 日本版放送前にまず、韓国版を観てみました。韓流ドラマアレルギーを自認していたのですがストーリーの面白さにすっかりハマってしまいました。日本版を観ると韓流ドラマの良さを活かしつつ日本のドラマらしさも加わって毎回楽しみに観るようになりました。コメディー性、ストーリーのテンポは、韓流をしっかり踏襲。ミステリーの部分もこれからの本格的な展開がとても楽しみです。生き生きと振り切った演技をする俳優さんたちを見るのもまた楽しみの一つです。近年で1番面白いと思ったドラマなので投票させていただきました。
連続ドラマW「I, KILL」 WOWOW
- 徳川家光時代にゾンビネタをミックスさせる斬新さ。銃を使わないで刀で戦うのは、見ていて面白い。木村文乃さんの物静かな雰囲気と山本耕史さんの柳生十兵衛のコンビは見たかった組み合わせ。好印象の役が多い、田中樹さんや富田靖子さんの怪演も不気味で良かった。
木曜ドラマ「PJ~航空救難団~」 テレビ朝日
- ただ重苦しい暑苦しいだけではなく、いつもコミカルな部分もあり楽しませて貰っていましたが、第7話にやられました。あんなに神妙な気持ちでドラマに見入ってしまうなんて。涙無しには見られませんでした。キャストの方達の演技の細かさと素晴らしさ、最高でした。
水ドラ25「ソロ活女子のススメ5」 テレビ東京
- 第1シリーズから見ているが、感心するのはフィクションとノンフクションを上手く繋いだ構成。江口のりこを主演に据えた慧眼にも拍手。「すごく普通っぽく見える」彼女の「ガチに思えるリアクション」が、フィクションとノンフィクションをしっかりと橋渡しして、視聴者の共感を呼び、取材先へ足を運ばせる原動力となる。人を動かす力のある番組であり、ラジオ的な側面もあると思う。
ドラマフィル「バレエ男子!」 TVK
- タイパだ、コスパだのが処世術の王道になった世の中で、割に合わないかもしれないが好きなことを仕事選ぶ人間は、もはや絶滅危惧種的な存在なのかもしれない。本作はそんな世に抗うように、バレエの道を好きだから選んでしまった男子たちの物語。とは言っても悲壮感もスポ根的な感じもなく、彼らの日常を描いた毎回クスっと笑える楽しい作品だ。
金ドラ「社畜人ヤブー」 BS松竹東急
- ますます面白くなってきました。怪しげな薬の企画とみんなの残業を一手に任された藪さんがどうなってしまうのか心配でしたが、華麗に解決した藪さんはヒーローのようでとてもかっこよかったです。
BS時代劇「あきない世傳 金と銀2」 NHK
- 「べらぼう」での出番は早々に終わった小芝風花だが、大阪の呉服屋江戸支店の女将役のこちらの方が断然見応えがある。原作の高田郁、脚本の山本むつみのコンビだけあって人情もののツボを押さえた時代劇になっている。次シーズンを期待する。
金曜ナイトドラマ「魔物」 テレビ朝日
- 昔の昼ドラのような雰囲気。映像が綺麗。今までDVする人とその人から離れない人の気持ちがよくわからなかったけど、このドラマを見ているとこういう心境なのかと少しわかってきた気がする。絶対に関わりたくないけど、物語として見ていると続きが気になってしまう。
ドラマストリーム「三人夫婦」 TBS
- ストーリーとしては現実味に欠けますが、主演3人のキャラクターが魅力的で応援したくなりました。今の時点で最良の着地点を見つけたようですが、この先は前途多難かも…そんな先の生活も見てみたくなりました。
ドラマ24「ディアマイベイビー~私があなたを支配するまで~」 テレビ東京
- 松下由樹さん演じる惠子さんの歪んだ愛情とそれを受ける野村康太くんの初々しさとても良いです。お互い幼少期に親から愛されずに育っているのでどこか愛を求めている共感できる部分もあって愛と支配どちらか!!毎週ドキドキしながら見ています!!
連続ドラマW「災」 WOWOW
- ミステリーなのに、殺人のシーンは一切ない(犯人が被害者を呼び出したり、どこかで出くわすシーンさえない)、連続殺人事件が全く解決しないまま終わる? 「伏線の回収」みたいなことに血道を上げず、謎は謎のまま最後まで放置する? テレビドラマではありえないような長い長い沈黙のシーンがあったりする──というような点で、視聴者の読みを見事に裏切って、ひたすら人間の描写に注力した画期的な映像芸術。香川照之の好演ももちろんあるが、企画そのものがあっぱれである。
いつか、ヒーロー テレビ朝日
- ちょっと無茶ぶりが強いが、アウトローな役が似合う桐谷健太が入ると、ぐっと絵が引き締まる。若手俳優たちと上手くドラマを回している気がして、安心して見られた。勧善懲悪のドラマではない。ただ善にも悪にも結局「愛」があって、人はそれを胸に生きていけるものなのだと知る。
日曜劇場「キャスター」 TBS
- 4月スタートの本作も中盤に入り、主人公の過去と絡めたストーリー展開になっていく。主人公の脇を固めるヒロインが報道とは何かを掴みつつあるも、その大立ち回りと主人公の先回りがスリリングで痛快。最終回に向けて、ヒロインの成長が楽しみ。
土曜ドラマ!「なんで私が神説教」 日本テレビ
- 主人公が「生徒を誰一人取りこぼすことなく多少強引なやり方であっても救っていくスーパー教師」ではなくて「私に相談なんてやめてよ、めんどくさい」と言ってしまう姿が学園ものとしてはあまり見ない形だったのでは。「迷い間違い道を模索している一人の人間」の先生から繰り出される説教はスッと沁みてくるところも多かったと感じました。
土ドラ「ミッドナイト屋台~ラ・ボンノォ~」 フジテレビ
- 神山智洋さんの演技が洗練されていて魅力があり心を動かされる。シェフの手捌きも物語の中に引き込まれる。バディの中村海人さんを始めキャストが魅力的。毎回登場する料理も食べてみたくなる。
天久鷹央の推理カルテ テレビ朝日
- 原作の小説は知らないが、アニメ版は全回観た。両者の比較の観点から言うと、(こんな突拍子もない設定はアニメのほうが向いているように思われる中で)アニメ版より遥かにリアルで、そこに橋本環奈のオーバー目の演技が見事にマッチしていて、本当に面白い。
ドラマ9「失踪人捜索班 消えた真実」 テレビ東京
- 警察幹部とOBで民間に天下った大物、そして黒い政治家。サスペンスドラマに定番の三悪人が、炙り出されはしたが、「輪ッパを填められる」ことにはならない結末。道義的責任は負い、社会的制裁はあっても…。このエンディングが良かった。悪はしぶとく生き延び、爪を磨く。真実を白日の下に晒すのは容易ではない。警察も味方とは限らない。それでも「諦めるな!」のメッセージは届いた。西岡徳馬、津田寛治が、地ではないかと思わせる悪を好演。
日曜ドラマ「ダメマネ! -ダメなタレント、マネジメントします-」 日本テレビ
- 元子役で、現在はマネージャー。さっぱりした川栄李奈さんと、こってりした安田顕さんとの対比に加え、今回は同じマネージャー役の千葉雄大さんが相棒と組んだビレッジマウスのラストチャンスにぐっと来た。「夢」の終わりはいつなのか、自分自身が決めるものなのだと改めて思う。二人が決めた道は、たくさんの芸人たちの去り際にも重なり、寂しかった。
木ドラ24「トウキョウ ホリディ」 テレビ東京
- 今どき、こんな恋愛があるのか?と思わせもするが、「事実は小説よりも奇なり」は時代を超えて変わらない。タイの大スターへの淡い思い、幼馴染への想い、そして自分を見つめて…。あの『ローマの休日』を知らない世代にも届いたのではないか。瀧本美織の初々しさが何ともいい。
MUSIC AWARDS JAPAN 2025 NHK
- 菅田将暉さん司会がナチュラルで、プレゼンターも豪華。本格的なアワードの今後に期待が高まる。矢沢永吉さんのステージが最高にかっこよくて、改めてその偉大さを知る貴重な機会となった。
- 大きな音楽イベントで有りながら思っていた以上に楽しめたのは、フランクな雰囲気の菅田将暉さんの司会に拠るところが大きかったと思う。各アーティストへのインタビューと掛け合いも楽しいものでした。初めての開催ということで、モニターとの連動が上手くいかなかったりした所もあり来年以降の課題として改善されていくと思うが、2日間テレビで観た限りでは総じて良い授賞式だったと思う。主要6部門は当日発表されるまで知らされず、誰が受賞者か分からないというのも良かった。来年も楽しみにしている。
報道特集「混乱続く兵庫県 私的情報漏えいで県職員を処分へ」 TBS
- 斎藤知事の再選を経て、なおも続く県政の混乱。公益通報制度の意味やSNS全盛の中での選挙の在り方を粘り強く関係者への取材を通じて掘り下げていく。言論が人の命を奪うということや言論の自由とその責任について、有権者が考え続けること、そこに資する報道の大切さをひしひしと感じることができた。
- 声を上げた竹内元県議の妻や、赤木夫人には本当に頭が下がる。続けていってほしいが、斉藤知事本人や、支援する側の話もじっくり聞いてみたい。
toi-toi「~性暴力~声を上げてはだめですか?」 NHK
- 毎回色々な角度から投げかけられる「問い」が考えさせられる内容で、観ていると自分の中にある壁に気づかされ問題を突きつけられます。マイノリティ当事者から投げかけられるそもそもの本質的な「問い」を皆で考えあうという形をとることで、難しくなりすぎない工夫がされており、一緒に考えていくと、こんなにも視野が広がるのかと、自分はこんなにも視野が狭いのかといつも驚かされています。今回は、世間でも問題が取り上げられることが多くなった「性暴力」についてで、とても意義のある内容だったと思います。
- 社会が求める“被害者らしさ”に苦しめられ、声を上げた後も二次被害にさらされる。番組は、ただ「知らせる」のではなく、「共に考える」姿勢を貫いていて、それがとても誠実でした。問いを問いのままに差し出す、そんな番組の姿勢が、今の社会に必要な希望だと感じました。稲垣吾郎さんの語りは、聴きやすく柔らかな声がこの番組にとてもマッチしていると思います。
マジカル頭脳パワー!! 2025 日本テレビ
- 多様性が尊重される今、いろんな答えが考えられる映像問題は、ある意味新鮮で楽しめました。本放送当時の出演者もキャスティングされているのも、タイムスリップしたような感覚になりました。
THE SECOND~漫才トーナメント~ フジテレビ
- ツートライブを長年好きでしたが、ここでハマって大化けするとは、びっくりしましたが、勝負の進み具合は、完璧で、優勝しかない、圧倒的な優勝でした。くすぶったと言うほどでもないのに、ルール上、M-1には出られなくなった世代に、刺さる優勝。ザ・セカンドの価値が爆上がりした優勝だったと思います。
心おどる あの人の本棚(8)「京極夏彦」 NHK
- 膨大な蔵書量で知られる京極氏の書斎と書庫。そこにあるのは単なる収納やコレクションではない“活きた”本たちの息遣いでした。定期的な配置替えで取り出しやすく整理された本たちは、京極氏の人格と分かち難い存在に思えました。
テレメンタリー2025「郷には、従えない。~土葬墓地と国際化~」 テレビ朝日
- 何とかならないものか。 もっと 知恵を出し合えないものか。自治体任せという国の姿勢に腹が立つ。
ボクらの時代「Char×布袋寅泰×クリス・ペプラー」 フジテレビ
- 彼らの若い時の話がなんとも言えなかった! クリスさんがJ-WAVEで立ち上げた頃がわかる世代です。まだまだ御三人に頑張ってもらいたい。
千鳥かまいたちゴールデンアワー 日本テレビ
- スキャンダルとして報じられると、当事者が否定しても、イメージだけが先行して、特に地上波では出演番組から編集で消されたりする風潮がありますが。出演者による説明をした上でちゃんと放送した、気骨ある姿勢に賞賛を送りたい。右にならえではなく、プライドを持って番組制作にあたられているのが感じられた。放送内容も大変楽しめるものであり、作り手の自信が伺えた。
ETV特集「ねちねちと、問う-ある学者の果てなき対話-」 NHK
- 合理主義を真っ向から否定。こんな先生がいるなんて、それだけで少し明るい気分になれる。それにしても教えをこいに来るのはバリバリの企業戦士たち。その倒錯こそ、まさに現代。それを世に問うた意義が大きい。
Gメンバーの推薦番組
あなたはひとりじゃない~ラジオ深夜便35年の物語 NHK総合
- 深夜便を聴いているのは、深夜放送創成期オールナイトニッポンやセイヤング、パックインミュージックを聴いていた層だと気がついた。番組を通して仲間がたくさん出来た気がするのはタイトル「あなたはひとりじゃない」がまさに言い得ていると思った。
特上!天声慎吾 日本テレビ
- 17年ぶりに復活の番組。香取慎吾、キャイーンの3人のもつ人懐こしさ、あたたかさを活かしたバラエティ番組。1時間ずっと笑いっぱなしで、嫌な感じも全くなかった。多くの世代が楽しめるバラエティ番組としてレギュラー復活してほしい。
三谷幸喜「おい、太宰」ができるまで WOWOW
- 他では見られない企画と試みに好奇心が止まず、興味津々になり放送開始まで楽しみ過ぎて待ちきれないほど期待が大きく膨らんだ。
第64回NHK杯体操 NHK
- 体操が大好きなのに、毎日のように報道される野球と違って日頃全然テレビで見られないので、貴重な視聴機会が嬉しかったです。以前から活躍している選手の新しい技を見られたり、新しく台頭してきた選手を発見することも楽しいです。
美しい日本に出会う旅「春待ちわびる青森へ 松下洸平×wacci橋口洋平 青春編」 BS-TBS
- 橋口さんの青森をめぐる旅を松下洸平さんがナレーションする番組で、同じ事務所所属の二人の掛け合いがたのしい。後半はバンド活動を続ける青森高校軽音部と橋口さんのコラボで,高校生が音楽に打ち込む姿が爽やかで応援したくなります。じんわりあったかい旅番組。
萩原利久のwkwkはぎわランド フジテレビ
- 若手実力派俳優の冠バラエティ番組、普段ドラマや映画では寡黙な役の多い萩原さんが少年の様に喜怒哀楽を出していて、ハマりました。素直な好青年な印象はそのままだけど、ノリの良さとお喋りにビックリ。楽しい番組です。
子宮恋愛 読売テレビ
- 回を重ねるごとに主人公の夫の冷酷ぶりがあらわになり、作品全体に緊張感が漂う。どの登場人物も過去を抱えて生きているような描写が各所に織り込まれていて、先が気になる展開。テンポが良い。主人公の友人、寄島役の吉本実憂が美しく裏のありそうな悪女を好演している。
激突メシあがれ~自作グルメ頂上決戦~ NHK
- 毎回テーマを決めて全国の素人料理人が腕を競う番組 津田健次郎さんのナレーションでそれぞれの料理人の歴史やこだわりが面白いです。ここまで来ると、本人以外には優勝するかどうかは見ている方には関係なくなるのも面白い。どうしてかと言うと、見ている私達には味はわからないから…。
ETV特集「“断らない病院”のリアル」 NHK
- 5月末から6月にかけてNHKが放送した医療崩壊問題についての番組の一つ。救急医療の現場はドラマもなっているが、絶え間ない搬送患者と働き方改革の波が起こす圧力に悩む現場の姿には圧倒されてしまった。高い志を持つ若手医師が激務に消耗していく姿には何ともやりきれない思いを持った。我々が長年当たり前と思っていた医療インフラが音を立てるように崩れていく現状は、個々の医師の志に頼るだけでは到底解決できないことを強く認識させるドキュメンタリーだった。
(掲載は順不同)