2025年7月度-月間ノミネート

ドラマ24「40までにしたい10のこと」 テレビ東京 得票数:113
木曜ドラマ「しあわせな結婚」 テレビ朝日 得票数:98
僕達はまだその星の校則を知らない 関西テレビ 得票数:95

 
 
ドラマ24「40までにしたい10のこと」 テレビ東京

  • 仕事とコンビニと帰宅後のおひとり様に慣れ切ったアラフォーが、せめて半歩くらいは何か変えたいという繊細な演技を、風間俊介さんがいい塩梅で演じている。相手とのコミュニケーションを取りながら、互いをかけがえのない存在として認めてゆくプライベートと、チームで仕事に取り組んで結束感を深めたりとお仕事ドラマにもなっているのも好印象。
  • 昨今ブームから定番人気となったBL系作品だが、あえて「普通」や「日常」でほんの少し感じる気付きや喜び、寂しさや葛藤がとても丁寧に優しく描かれている。今作品のSNSなどでも、原作漫画へのリスペクトや実直さを垣間見れる様子がアップされていて、制作陣や出演者の誠意が感じられる。
  • 風間俊介さんの熟練の演技が、フレッシュな庄司浩平さんのよさを引き出し、結果、2人のピュアな想いがひしひしと伝わる純愛になっている。原作の良さを活かしつつ、一般視聴者にもドラマとしてのよさが伝わる作品。原作者の応援も、見ていてほっとする。いい関係なんだなぁって。

木曜ドラマ「しあわせな結婚」 テレビ朝日

  • タイトルからして、ひょんなことから結婚することになった夫とそして変わり者の妻の生活を描くストーリーかと思いきや、第2話の後半から何やら不穏な空気が漂い始める。コメディタッチな部分は面白く、ミステリアスな部分は次にどうなるのかと目が離せない。夫婦役の阿部サダヲさん、松たか子さんは勿論のこと、同居人の親族を演じる段田安則さん、岡部たかしさん、板垣李光人さんらも曲者揃いでこれからの展開が楽しみだ。
  • 家族と楽しそうに笑っていても幸太郎に甘えている姿もどこか違和感を感じさせる、松たか子演じるネルラの得体のしれない怖さに目が離せない。このドラマの一番のサスペンスは15年前の殺人事件の真相よりもまさしくファムファタルというようなネルラの存在そのものでは?
  • 先が読めないところがこのドラマの利点である。今のドラマは何でもかんでも説明過多になるが、大石静はそこをぐっと我慢した。そのことを称賛したい。松と阿部のコンビは外さないという神話を作った。表情の奥深さで、視聴者に考えさせる。彼は彼女は何を考えているのか…本来、ドラマとはそういったように「想像力をかきたててくれるもの」であったはずだ。エレベーターの中で振り向いた松の顔の怖さは、夢に出てくる勢い。なぜあそこであんな顔をしたのか…すべてはそこから伏線が始まっているのだ。

僕達はまだその星の校則を知らない 関西テレビ

  • スクールロイヤー制度によって派遣された弁護士と、生徒たちの小さな化学反応。たくさんの星々を愛でながらも、なんでも型に嵌めたがる大人たちとの違いに落胆することも。面白いのは磯村勇斗さんの演技。右にも左にも気持ちは揺れながら、しかし軸はしっかりした演技は彼にしか出来ないものだ。宮沢賢治のエピソードを敷物に、澄んだ星空をいつまでも見ていたい、そんなドラマでもある。
  • リアルだけれども、ファンタジーのようなやさしさがある、とても不思議なドラマ。主人公、生徒、先生がみんな瑞々しく、悩み揺れながらも、周りの人間を思いやり、今を誠実に生きようとしている姿に、毎回心を洗われるような気持になる。
  • 教育問題が繊細に丁寧に描かれ、小さな声を拾ってもらえていると感じるドラマだ。人の優しさに光を当てることで世の中にその優しい空気が広まっていく、最終回まで見終わった時にはそんな効果があるのではないかと期待させられる。

他に推薦された番組

日曜劇場「19番目のカルテ」 TBS

  • 既存の18の医療専門分野に19番目の新領域として加わった「総合診療科」が舞台のドラマ。佐賀大病院に最初の総合診療部が設立されたのは1978年だそうだが、まだまだ一般的とは言えないと思う。観ていて身内が原因不明の体調不良であちこちの病院のあちこちの科をたらいまわしにされ苦労したことを思い出した。お盆で集まった親族たちも観ていて「あの頃、近くにあんな病院が有れば」「徳重先生みたいなドクターに出会えていたなら」と盛り上がった。
  • 子どもの頃から体が弱く何かと通院が多い私にとって、まだ新しい総合診療科をテーマにしたこのドラマはとても興味深い。第1話では診断名がつかない痛みと原因が判らず辛い気持ちを抱えた患者を仲里依紗さんが演じ、引き込まれた。毎話、患者をテーマにするかと思いきや、第2話では病気の弟の面倒を見ざるを得なくなったヤングケアラーの兄の心を救う。患者の苦しみの原因を突き止める為に、総合診療医を演じる松本潤さんが患者の心の中を覗いているかのような演出が解りやすく、そして心が温まるシーンだ。

明日はもっと、いい日になる フジテレビ

  • あくまでドラマなのできれいに話がおさまっている感はあるけれども、焦点が「子ども」だけでなく「今、子どもと生活している人」にもあることが丁寧に描かれていると思います。自分自身の経験に重なるところも多々あって、時に涙しながら見ています。「児相」というところが、「自ら頼ってもいいところ」だとドラマを通して初めて知りました。これから親になる人、今子どもと生活している人、生きづらい環境にいると感じる未成年の人に、このドラマが届くといいなと思います。
  • 児童相談所と言う難しいテーマで、どんなドラマになるのかと思っていたが、毎週、その家族ごとのテーマがあり、難しいながらも、その家族の問題を見つけて、少しずつ解決に導いていく内容が、見応えあり、1時間目が離せない。特に子役の子供達がとても演技が上手くて、見入ってしまう。周りの大人たちも、演技派ばかりで、見応えがある。児童相談所のスタッフたちにもそれぞれ、その道に入った理由がありそうで、これからその裏話的な所が明かされいくのか、とても興味がある。

誘拐の日 テレビ朝日

  • 永尾柚乃さんと斎藤工さんの疑似親子コンビが、抜群に面白い。誘拐の被害者加害者から始まり、時にはバディにも、相棒にもそして親子にも見えるのは、二人の演技力に他ならない。ぜひとも誰もが笑顔な最後になって欲しいと思う。
  • 韓流ドラマのテンポとミステリアスな場面の連続。「わくわく」しながら次を待つドラマの楽しさを味わわせてくれる。ちょっとドジだが、根から人の好い政宗(斎藤工)と天才少女凛(永尾柚乃)の絶妙なバディ。怪しく絡む元子役の安達祐実がアクセント。

水曜ドラマ「ちはやふる-めぐり-」 日本テレビ

  • これは映画版3本を観た人にはたまらない企画。最後の映画から10年後という設定で、映画に出ていた人物がそのまま同じキャストで登場します。映画の映像がそのまま回想シーンとしてドラマにも使われており、あの映画に心酔した人なら一気にいろんなものが甦ってきて、懐かしさいっぱいの中、新しい展開に興味津々で見てしまいます。
  • 競技かるたを通して、青春の切なさ、一瞬の煌めきを、嫌みなく丁寧に描いている良作。當真あみ演じる主人公と、上白石萌音演じる顧問の先生とのシスターフッドもいい。前作の映画との繋がりを、これからどう描いていくのかも楽しみ。

恋愛ルビの正しいふりかた TOKYO MX

  • おげれつたなか氏原作の実写化と聞くと、同氏原作で、地上波ギリギリとも思えた「ハッピーオブジエンド」と同じノワールな世界線のBLドラマかと思えば、本作は不器用すぎてお互いに誤解だらけの主人公二人が紡ぐ繊細なラブストーリー。こんな物語に密かに出会えるのが深夜ドラマの面白いところだ。特に相馬理演じる、おバカではあっても純粋で真っすぐな夏生の笑顔が魅力的。加えて、二人の繊細な心の動きを引き出している監督の佐藤安稀は地上波デビュー作とのこと。こんな若い才能に出会えるのも深夜ドラマならでは。

ドラマ25「晩酌の流儀4~夏編」 テレビ東京

  • 「是非モノ」でつまった内容だが、安定した深すぎず浅すぎず、食材のシズル感と栗山千明の食べっぷりが楽しい。寝る前につい観てしまう習慣性のあるドラマ。

BS時代劇「大岡越前8」 NHK

  • 地上波で時代劇が観られなくなって久しいが、日本人の心の故郷みたいな人情と勧善懲悪が時折すごく心にしみるときがある。水戸黄門の頃より、複雑な心理描写や問題を脚本に織り込み、楽しく見られました。

こんばんは、朝山家です。 テレビ朝日

  • 今クールは、テレ朝のドラマが頑張っている。これは等身大の家族をリアルな実例をしっかりと入れ込みながら、丁寧なドラマ作りをしたことを評価したい。ドキュメンタリー的な手法を使っていると思いきや、実はそこには綿密な計算がある。視聴者が突っ込むところ、笑うところ、思わず「なんだよ~」と言ってしまうところを作り手が読んで作っている。その労力は素晴らしいと感じた。その証拠に、朝山家で繰り広げられる会話は、まさに今朝も我が家でしていた会話だからだ。穏やかそうに見える中村アンの毒舌が癖になる。小澤の情けない感じも上手い。

ドラマストリーム「シンデレラ クロゼット」 TBS

  • 自分に自信がなくメイクもしたことが無い女の子が、女の子の姿をした男の子にメイクをしてもらい、どんどんと心も外見もキラキラ輝いていくストーリーに、純粋に「いい人に出会えたね」という気持ちで見始めました。お互いがどんな姿でも認め合い、一緒にいて励ましたり喧嘩したりする姿がとても微笑ましい。2人とも自分の気持ちに気づき、両想いになれた場面は2人らしく爽やかで、その後もゆっくりと関係を築きあげていこうと話す場面はとても優しい気持ちになれました。演じるお2人も若くて可愛らしいので、これからの活躍を期待しています。

木曜劇場「愛の、がっこう。」 フジテレビ

  • ありがちな教師とホストの禁断の恋というより、純粋な二人の真の自立の物語だと感じた。二人が傷だらけになりながらもそれぞれの幸せな道を見つけることを応援したい。そしてとにかく脚本、演出、演者の演技がイイ!特にホストのカヲル、婚約者の川原が印象に残る。毎回涙しながら見ています。
  • 文字が読めない、ということが大人になってどんな影響が出るのか、その苦しさをしりました。どのキャラクターもしっかりと「その人」が描かれ演じられていて、素晴らしいと思います。主軸の二人だけでなく、登場人物全員が抱える「今」がどうなっていくのか、気になります。このまま丁寧に見せてくださると期待しています。

ドラマプレミア23「レプリカ 元妻の復讐」 テレビ東京

  • 振り切ったありえないドロドロな展開に、かえって現実を忘れてのめり込んでしまう。元妻には綺麗になって本来の名前で幸せを追い求め掴み、それを見せつけてやることもまた復讐なのでは?と思いつつ、復讐がじりじりと遂行されていく様子にスカッとしどこか安堵しながら、元妻の行く末に救いと幸せがあるようにと次の展開を見守っています。

ドラマフィル「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる 2nd Stage」 TVK

  • 恋人同士になり同棲を始めた二人だったが、自分自身の負い目からよい恋人を演じ臆病になって一歩踏み込めずにいた弘子先輩の心を彩香が解放し、弘子先輩を救う物語だった。最終話の主演お二人の真に迫った演技に感動し涙ぐんでしまいました。

大追跡~警視庁SSBC強行班係~ テレビ朝日

  • 現代の捜査に欠かせない防犯カメラ映像やスマホの解析などに携わる捜査支援分析センター。科捜研ほどにはその内容が知られていないが、それが明らかにされる。しかし、犯罪は人間が起こすもの。「現場主義」や「靴の裏を擦り減らす地道な捜査」と対立はしないことも明らかに。大森南朋・相葉雅紀・松下奈緒のキャラも立つが、捜査一課長役の遠藤憲一の道化が、刺身のちょっと余計なつまとなっている。

火9ドラマ「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」 フジテレビ

  • 室長の森川葵が妙にいい。警察に相応しくなく、気怠く、軽く、キリッとしない。話も緊張感がなく、現実味のない話ばかり。他の警察物と一線を画す。何処に魅力があるのか?たわいのない緩さだと思う。人もあまり死なないし、冒頭のマクラがいい感じで決まるともっと面白く感じると思う。

土曜ドラマ!「放送局占拠」 日本テレビ

  • いい意味でも悪い意味でも、日本テレビらしいドラマである。なぜ投票したかというと、いまはコンプライアンスで放送できなくなっているバラエティのネタを犯人のお仕置に使うなど、「今の時代」をうまく反映しているドラマ作りをしていること評価したからだ。テレビは「玉手箱」。そう考えるとドラマ論的にこのドラマが優れているかということよりも、視聴者に「見てもらおう」という工夫が随所に見られることが、テレビ草創期の勢いを感じさせてくれた。

火曜ドラマ「初恋DOGs」 TBS

  • まずは芸達者な動物達が可愛すぎてとてつもなく癒される。恋愛ものとしては若干進捗が遅いけど、出てくるキャラクターに悪い人がいないので温かく見守れる。動物介護士の渡辺功介くんの恋愛脳だけど仕事には真摯というギャップがツボ。

ロンダリング フジテレビ

  • 幽霊や事故物件という重くなりがちな題材を、明るく元気なキャストが喜怒哀楽全てを魅せてくれる。夏の夜長に少し怖くも楽しく観れる、ちょうど良い作品。

ドラマ9「能面刑事」 テレビ東京

  • 何にも忖度せず、理不尽な圧力などには屈せず、信じる道・職責を全うする。現代社会にこそ必要な検事・不破俊太郎。上川隆也ならではの適役との出会いだ。表情には出さず、常に冷徹である故「能面」と呼ばれるが…。能の面(おもて)は物理的には変化しないが、演者によって様々な感情や思いを巧みに表現する。上川のそうした表情を楽しみたい。検察事務官(吉谷彩子)と検事は、常に一体だとの信念も素晴らしい。

土ドラ「浅草ラスボスおばあちゃん」 フジテレビ

  • 見るだけで前向きになれる物語です。高齢でも人の役に立とうと活動する松子さんの姿に元気をもらい、「こんな歳の重ね方をしたい」と憧れます。他のキャラクターも個性豊かで、毎週楽しみにしているドラマです。

ドラマチューズ!「私があなたといる理由」 テレビ東京

  • 世代の違うカップルのそれぞれの行く先が端的に描かれて、無駄がなくてシンプルだけど言葉では説明できない「わかるなぁ?」と共感するそれぞれの不満や不安が見事に描かれていて、とても興味深い。

NHKスペシャル「K2未踏のライン 平出和也と中島健郎の軌跡」 NHK

  • 憧れのクライマー、平出和也と中島健郎。数々の山岳ドキュメンタリーを楽しませてもらった。特にグレートトレイルヒマラヤが好きだった。K2に向かう二人「アンネの日記」のように突如、終わりを迎える。その恐怖の現実。生きて帰ることが最も大切と散々聞かされた二人でも、自然の摂理には逆らえない。心からご冥福を祈ります。家族の方々がその死をしっかりと受け止めてみえたのも印象に残りました。

サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん「エジプト博士再び海外へ!SP」 テレビ朝日

  • エジプトに関して深い知識と関心を持つ中学生が「現場」を心底楽しんでいるのが伝わってきた。名所に来たことを喜んでいるのではなく、歴史的な視点・比較文化的な視点を持っているからこその発見にたどりつくという過程を見せてくれる素敵な知的エンタテーメントだった。今回の「博士ちゃん」は伝え方が巧みなすぐれたプレゼンターで、その魅力にすぐに引きこまれた。
  • 正直、素人でこんなスペシャル枠が持つはずがないと思っていた。しかしふたを開けてみればびっくり。一人の普通の中学生と、みっちり心の旅を共にすることができたのだ。しかも、3000年の時を経ての異国の旅。バラエティでありながら、文化や宗教、そして生きることについて考えさせられるドキュメンタリーでもあり、テレビならではの規模、国と国とか協力し合ってこその壮大なロマンに満ちた内容であった。笑顔で学び。涙で感じ。大人も子どもも一緒に感動とパッションを分かち合える、まさにベストTVにふさわしい珠玉の3時間半であったと思う。

検証・フジテレビ問題~反省と再生・改革~ フジテレビ

  • 「日枝氏が出てこない」「社告と報道がないまぜ」 など批判したくなる部分は、確かにある。 一方で、かつての上層部から「年齢や容姿を重視する文化」「長期独裁体制」を裏付ける証言をいくつか引き出している。 内部にいるからできない部分もあるが、内部だからこそできる取材もあった。制作陣の健闘は認めるべきだ。

NHKスペシャル「命を診る 心を診る~小児集中治療室の日々~」 NHK

  • 医療崩壊が大問題となる昨今、患者一人ひとりにとことんこだわった医療を行っている病院の姿に正直驚いた。本来このような体制は全国どこでも整備されるべきなのだが、現実には小児集中治療室がない地域が多いのだという。子供の命の問題なのにこんな格差が放置されているのが我が国の現実なのかと思うと暗澹とした気分になった。

ドキュメント72時間「名古屋 新幹線ホームのきしめん店」 NHK

  • カウンターに届かなかったお子さんが、数年後に届くようになって美味しそうに食べていた姿にほっこりしました。たくさんの人がいきかい、その一人一人に人生がある。ホームに漂うお出汁の香りが画面から感じられるようでした。無くしてほしくない、ずっと続いてほしいお店です。

2025 FNS歌謡祭 夏 フジテレビ

  • それぞれの聞く曲が多様化し、嗜好が蛸壺化し、大ヒット曲も生まれにくくなった現代、多種多様なアーティストが出演し、コラボをするこの番組は貴重だと思う。前半の郷ひろみと香取慎吾のコラボは、長年エンターテイナーを続けてきた二人だけに、とても華やかでショーのお手本のようで、聞き応え、見応えがあった。

映像の世紀バタフライエフェクト特別編「ヨーロッパ2077日の地獄 第2部 独ソ戦 悲劇のウクライナ」 NHK

  • NHKはこれまでも古い映像の高精細化と色彩化を手掛けており、例えばカラー化された関東大震災の記録映像は火の粉が飛び舞う様子が何ともリアルであった。今回NHKは第二次世界大戦のヨーロッパ戦線の記録映像をあたかも現代の映像かと思えるほどまでに処理して3回に分けて放映した。戦後80年、あの悲劇の実態を若い世代に伝えるために、この取り組みは大変有意義であろう。であるならば、アジアや日本の記録映像でもぜひ高精細化と色彩化を行って欲しい。

報道特集「参院選争点に急浮上 “外国人規制”に高まる不安の声」 TBS

  • この問題、新聞は一斉に報じたが、テレビのニュースはこの番組を除いては沈黙してしまった。これを問題にしようという記者やデスクはいないのか? 放送の報道現場にとっては、「自分事」ではないのだろうか。それより前に、同業者への連帯意識はないのか。この番組の孤軍奮闘だけが目立つ現状に、冷たいものを感じる。

新プロジェクトX~挑戦者たち~「『無罪へ 声なき声を聞け』滋賀・看護助手 知られざる15年」 NHK

  • えん罪では、と調査報道に取り組んだ新聞記者とデスクにスポットを当てた。 この番組独特の煽り方はあまり好きではないが、それでも記者が弱気になったりする影の部分の描写もあり、 等身大の人間をきちんと描けていたと思う。
  • 新しい物を生み出すテーマが多い中、このプロジェクトは冤罪の女性を救う戦い。日本の司法の問題を見事に描いた。精神的に障害を持つ被告は見事に自白に誘導されてしまう。そして、検察は全くそれを疑わない。結果を出すことが至上命令だから。それにはマスコミや世論の早く犯人を挙げろという圧力もあると思う。それに真っ向から抗った弁護士の皆さんが素晴らしい。

音楽の日 TBS

  • 事務所対抗のダンス企画がとても素晴らしかった。点数や順位をつけるのではなく、みんな心からダンスを楽しんで、他チームのダンスを称え合っていたところが良かった。各事務所の色が出ていてどれも魅力的だったので、ぜひまたこういう企画が見たい。

羽鳥慎一モーニングショー「参政党新憲法草案 主権は? 日本人とは?」 テレビ朝日

  • たまたま、番組をリアルで見た。番組の識者と参政党の草案責任者の対峙が大変印象に残った。識者は憲法論を真っ向からかざす。それは正論である。参政党は党員の意見を出来るだけ反映したものだと反論し、今後も修正していきたいと答える。弁護士である彼も草案に指摘された課題があるのは十分承知している。それ以上に党員の「参政」を大事にした。その評価がもっとあってよかったのでは。選挙に行かない、政治不信の国民、それを最大の課題と番組は常に言いながら、ありきたり憲法論に終始するのでなく、参政を進めるための論議をすれば、生産的だったのにと残念に思う。とても良い企画だったのに。

大追跡グローバルヒストリー アラスカにかけた謎の日本人を追う NHK

  • 今は日本国内の外国人問題が注目されていますが、日本人の海外移住の歴史についてはあまり知られていないのでもっと知りたくなりました。

Gメンバーの推薦番組

選挙サテライト2025~いま知りたい“100のギモン”~ テレビ東京

  • 「なんで選挙前に選挙特番をやらないの?」 という批判に真っ向から向き合った番組。ネットで同時展開した「100のギモン」と合わせ、 オールドメディアと呼ばれるテレビ報道の意地と知恵を感じた。やればできるじゃん。

Nスタ TBSテレビ

  • こちらも事実上の事前選挙特番として振り切った内容だった。太田光氏の党首インタビューは、展開が読めずスリリングだったし、参政党に照準を当てた外国人問題の特集も果敢だった。ただし、平日夕方ではもったいない。次回の選挙では、ゴールデンか土日で放送してほしい。

舟を編む 〜私、辞書つくります NHK

  • すでに第62回ギャラクシー賞【選奨】を受賞されている作品ですが、地上波での放送が始まり、前回同様1話ごとにどんどん「辞書を作る」魅力にのめり込んでいます。BSよりも5分ほど本編が短いはずなのに、遜色なくどっぷりハマっております。BSでの放送以来、原作も読み、なんども作品を見返しているのに、改めて1話1話、面白いです。現時点で8話まで放送されていますが、1話みどりの泣くシーンから始まり、「ことば」のもつ魅力に気付かされています。そして客観的な辞書の制作過程にみどりと同じ歩幅で見聞きしていき8話では紙の制作に心血注ぐ紙班のかっこよさに痺れ、出来上がった紙の手触りを知りたくてメンバーの後ろで順番待ちする心持ちになっていました。現在放送中の朝ドラで奇しくも、このドラマで必要不可欠な「血潮」が登場するであろう作品なのも面白い。

ひむバス!「NHKのど自慢コラボ回」 NHK

  • 予選の模様など、普段見れない部分が放送され面白。出場者の方々のそれぞれの想いや、出場者同士の絆に心をうたれました。

THE MUSIC DAY 日本テレビ

  • 様々な年代に刺さる多様な企画がとても良かったです。特にシャッフルメドレーが楽しかった。まるで年末のカウントダウンコンサートを見ているようでした。他にも杏さんのパリからの中継や草彅剛さんと斉藤和義さんの大杉漣さんに捧げる歌うたいのバラッドが印象的でした。またRIP SLYMEとm-floのラップメドレー企画は往年のファンには胸熱でした。櫻井翔さんがラップで参加したのも良かった。

近畿地方のある場所について×news zero その素顔が知りたい。俳優 赤楚衛二 日本テレビ

  • 俳優として葛藤している姿、俳優として大切にしてること、共演者やスタッフからのインタビューなど俳優赤楚衛二の素顔がピックアップされた番組。演技だけでなく人柄も良く、取材班にも神対応。日本だけでなく海外にも多くのファンがいることに納得しました。30分とても内容が濃く素晴らしいドキュメンタリーでした。

酒のツマミになる話 フジテレビ

  • トーク番組に出るのが珍しい林遣都さんですが、彼が話している最中に他の出演者が誰も邪魔せず林遣都さんがご自身のペースで伝えたいことを話しきれた様子も良かったし、千鳥さんにその内容について“重厚でロング”だったと突っ込まれたこともおもしろかったし、風間俊介さんが“誰も茶々を入れず聞いていた”と一言添えられてまとまったのも良かった。また、林遣都さんが持ち込んだテーマ内容から色んな話に発展して盛り上がったのも楽しかった。

(掲載は順不同)