オリジナルコンテンツ

【10月度マイベストTV賞】-「GALAC」2020年2月号

放送批評懇談会の正会員とGメンバーが投票。
得票数の 「ベスト3」 が月間ノミネート番組になり、
年間のベスト1がマイベストTV賞に輝く!

■選出された番組
日曜劇場「グランメゾン東京」(TBSテレビ)
●最初は拒絶していた昔の仲間が再び1人ずつ仲間になり、毎回いろいろな問題にぶつかりながら最高のメニューを完成させていくのが少年マンガのようでとても楽しい。この仲間たちとならきっと三つ星を取れるだろうとワクワクする。

水曜ドラマ「同期のサクラ」(日本テレビ)
●1年1話ずつが新鮮なドラマ。主人公サクラもこんなヤツがいたら嫌だと思ったり、いたらいいなとも思わせたり、脚本がさすがです。その脚本にも負けない主役と仲間たちの演技もいい。

「まだ結婚できない男」(関西テレビ)
●桑野と3人の女性の距離感の微妙さ加減も良いし、周りの登場人物たちの細かいエピソードも楽しめる。今の時代をうまく捉えたドラマだと思います。前作を見ていた人は注文があるかもしれませんが、今回デビューした私は楽しく見ています。

■話題になった番組
土曜ドラマ「少年寅次郎」(NHK総合)
●時代の雰囲気がよく出ていて、子役がかわいかった。大人の役者たちもみな上手くて、特に慈愛溢れる井上真央には何度も泣かされました。

プレミアムドラマ「令和元年版 怪談牡丹燈籠 Beauty&Fear」(NHK BSプレミアム)
●牡丹燈籠を軸に三組の男女の愛憎話を組み上げた作劇が素晴らしい。映像感覚もシャープだ。尾野真千子、柄本佑が存在感のある人物を作り上げていた。

土曜ドラマ「俺の話は長い」(日本テレビ)
●こじらせニートが犬猿の仲の姉一家と実家で同居。果たして物語はどう広がるのか、いや、そもそも広げる気があるのか。芝居巧者揃いのキャスティングに期待しています。

日曜ドラマ「ニッポンノワール―刑事Yの反乱―」 (日本テレビ)
●暴力を強調したドラマだが、複雑な物語で引き込まれる。賀来賢人、井浦新がいい。

金曜ナイトドラマ「時効警察はじめました」(テレビ朝日)
●変わらない時効警察の面々のやり取りに、懐かしさと同時にやっぱり面白いなぁと設定の上手さに感心しました。

火曜ドラマ「G線上のあなたと私」(TBSテレビ)
●無職のアラサー、専業主婦、理系の男子大学生。普通なら出会うことのない3人がバイオリン教室を通じて少しずつ距離を縮めていく過程を楽しんでいます。

ドラマホリック!「死役所」 (テレビ東京)
●話が進むにつれ、ゾッとする怖さと人の運命の不思議さに、毎回良くできた脚本だと思います。

「シャーロック」(フジテレビ)
●シャーロックという古典を踏まえながら、あえてアントールドストーリーにスポットを当て本筋からつかず離れず、令和の東京を舞台にしているのが、なるほどと思わせる。

「本気のしるし」(名古屋テレビ)
●自分のなかでストリーミング配信は、見逃した番組を一度だけ見るものだったが、過去最高回数繰り返し見てしまった。だらしなくて変な女と救いの手を差しのべ続ける主人公の行く末が気になる。

木曜ドラマF「CHEAT チート ~詐欺師の皆さん、ご注意ください~」(読売テレビ)
●一人ひとりのキャラクターがハッキリしていてとても見やすい。内容は一話完結と思いきや、主人公を演じる本田翼の家族や過去がどう絡んでくるのかが楽しみだ。

「おげんさんといっしょ2019」(NHK総合)
●とことんユルく、とことんマニアな音楽番組。出演者の方々が一番楽しそうなのが何よりです。

「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」(テレビ朝日)
●子ども時代に興味を持てることを見つけ、深掘りして知識を習得していく様がよくわかってとても興味深かった。

「ほんとにあった怖い話 20周年スペシャル」(フジテレビ)
●心霊番組が少なくなったなかでこの番組は良かったです。稲垣吾郎さんと子どもたちによる検証がドラマの良いアクセントになっている。

「ポツンと一軒家 2時間半スペシャル」(朝日放送テレビ)
●大自然に囲まれた住まいで生き生きと暮らしている方々を見ていると元気をもらえます。

★「GALAC」2020年2月号掲載