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【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1998.4~1999.3(平成10年度) 第36回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
NHKスペシャル「我々はなぜ戦争をしたのか~ベトナム戦争・敵との会話」
- 授賞理由
- 1997年6月、ベトナム戦争の当事者がハノイで交わした激論。番組はその記録をもとに、なぜ戦争が起こったのかを明らかにし、同時に日本人の無責任さも指摘しました。企画、構成とも高く評価される番組です。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本放送協会(福岡)
- 放送日
-
1998.8.2
- 時間
-
21:00~(59分)
- 作品内容
-
ベトナム戦争を指揮した軍人、外交官らが1997年夏にハノイで行った非公開対話の録音テープと写真を独占入手。17時間に及ぶ激論と新たな証言から、国と国とが、いかに相手の戦争目的や和平交渉の条件などに無知で誤解を重ねていたかを描く再現ドキュメント。
- 出演・スタッフ
-
【キャスター】山室英男【語り】広瀬修子【声の出演】津川雅彦、下條正巳、佐野浅夫、奥村公延ほか【制作統括】遠所尚志、川良浩和【構成】東大介、前田浩一【取材】小野哲嗣
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1998.4~1999.3(平成10年度) 第36回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
つげ義春ワールド「退屈な部屋」
- 授賞理由
- アパートの一間に暮らす男と女の抜き差しならない関係を、陰影のある映像の中に巧みに描き出しています。細やかなしぐさの描写で、日常と非日常の時間を演出し、そこに普遍的な心の動きを表現して秀逸です。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
テレビ東京
- 制作会社・広告主・広告会社など
-
プラネット
- 放送日
-
1998.7.13
- 時間
-
24:45~(30分)
- 作品内容
-
ある夏の日。アパートのひと部屋に男(橋口亮輔)と女(鈴木砂羽)が住んでいる。男は漫画家で、ふだんは1日中家にいる。「退屈な部屋」は、そんな男が女に内緒で近くに借りた昔の遊郭の一室のことである。しかし、女もその部屋の存在を知り、やがてやってくるようになる。
- 出演・スタッフ
-
【出演】橋口亮輔、鈴木砂羽、絵沢萌子ほか【プロデューサー】相原英雄、川崎隆、菅原章【企画】中沢敏明【監督】豊川悦司【原作】つげ義春【脚本】佐藤信介
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1998.4~1999.3(平成10年度) 第36回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
性の越境者たち
- 授賞理由
- 「性同一性障害」に悩み、苦悶する人たちの本音に迫りました。既成の概念ではとらえきれないさまざまな問題をわかりやすく提示するとともに、両性具有にまで踏み込んだ構成と真摯な制作姿勢を高く評価します。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
朝日放送
- 放送日
-
1998.5.30
- 時間
-
24:43~(55分)
- 作品内容
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人間を「男」と「女」に分けるものは、いったい何か。性同一性障害者と半陰陽者の苦悩に迫り、“人間は男と女しかいない”という常識に疑問を投げかける。身体は男性であるのに、心の中では幼い頃から自分は女性だと確信してきた37歳の歯科医ら、日本各地でさまざまな職業をもち、生活する性同一性障害者を通して、揺れ動く日本の「性」の現状、彼らが直面する壁を追う。また、生物学的に男でも女でもない半陰陽者も、初めてカメラの前で重い口を開いた。
- 出演・スタッフ
-
【ナレーター】小宮悦子【制作】牟田口章人【演出】大岡理恵【編集】渡辺信行【撮影】大島尚【VE】今西治彦【MA】田中英明
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1998.4~1999.3(平成10年度) 第36回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
映像90「薬害ヤコブ病~谷たか子の闘病記録」
- 授賞理由
- エイズのケースに酷似した薬害の構図。この記録は、脳の硬膜移植によって全身不随となった谷たか子さんの闘病生活の取材を通して、厚生省などの対応を検証、行政と企業の犯罪性をつぶさに報告してくれました。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
毎日放送
- 放送日
-
1998.5.22
- 時間
-
24:20~(60分)
- 作品内容
-
薬害ヤコブ病は、利益優先の薬事企業、危険な製品を放置し続ける厚生省など、エイズのケースとよく似ている。繰り返される“薬害の構図”を明らかにする。谷たか子さんは、1996年4月に方向が分からなくなるほどの異変を訴え、1か月後に寝たきりとなった。夫の三一さんは、執念の調査で、たか子さんがドイツ・B・ブラウン社の「ライオデュラ」という乾燥硬膜を移植されていたことをつきとめる。
- 出演・スタッフ
-
【ナレーター】岡本純江【制作】山本利樹【演出】井本里士【編集】福井修【カメラ】萩原敏、田部貴士【VTR】伏見明修【録音】勝野繁喜【助手】津田真吾
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1998.4~1999.3(平成10年度) 第36回
- 賞名
- 個人賞
- 受賞作品
-
余貴美子火曜サスペンス劇場「冬の駅」(日本テレビ)、「兄弟」「はぐれ刑事純情派スペシャル」(テレビ朝日)などの演技
- 授賞理由
- 1999年3月放送の長篇3作品での主要人物の好演で、光る脇役から、ドラマの中心を担う存在へと一気に躍り出た感があります。「冬の駅」と「はぐれ刑事純情派」では、女の迷いと母性の哀しみをリアルに表現しながら、犯罪の過去を背負う中年女性を対照的に演じ分け、「兄弟」では、時代の光と影を象徴する兄と弟の葛藤の間に、長女の役を日常性豊かに演じて、ドラマに立体感を添えました。大人の潤いを湛える大器として期待されます。
- 部門
-
テレビ
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1998.4~1999.3(平成10年度) 第36回
- 賞名
- 特別賞
- 受賞作品
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能村庸一 フジテレビジョン編成局専任局長フジテレビ時代劇の企画・プロデュース
- 授賞理由
- 「鬼平犯科帳」(1989)以来、「八丁堀捕物ばなし」(1993)、「御家人斬九郎」(1995)など、その時代劇の企画・プロデュースは、江戸の暮らしの中に人情の機微をゆったりと描き、1990年代テレビに新しい時代劇の境地を開きました。時代劇の制作条件の厳しさを考える時、この能村庸一プロデューサーの時代劇に注ぐ愛情と労苦は、時代劇文化を90年代に豊かに継承し、それを明日へとつなぐものとして高く評価されます。
- 部門
-
テレビ
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1998.4~1999.3(平成10年度) 第36回
- 賞名
- 優秀賞
- 受賞作品
-
NNNドキュメント'98「クラウディアからの手紙」
- 授賞理由
- 敗戦後、スパイ容疑でシベリアに連行された蜂谷弥三郎は、釈放後も帰国できず、シベリアの寒村で、クラウディア・レオニードヴナと結婚。村人に守られひっそりと暮らしていたが、ソ連解体後、日本で妻が生きていることがわかり、クラウディアは彼を日本に帰す。番組は、日ロに分かれても、誠実に手紙で心を通わせる2人の姿を淡々と伝えて、そこに平和の尊さを静かに訴えました。トルストイ的な愛について深く考えさせられる作品です。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本海テレビジョン放送
- 放送日
-
1998.11.29
- 時間
-
24:15~(55分)
- 作品内容
-
身に覚えのないスパイ容疑でシベリアに連行された蜂谷弥三郎さん(80)が、1997年3月日本に永住帰国、妻・久子さん(81)と50年ぶりに再会した。彼に帰国を勧めたのは長年生活をともにしたクラウディアさん(77)だった。シベリアに残った彼女は今も週に1度、日本に手紙を出し続けている。戦争に運命を翻弄された3人の姿を追う。
- 出演・スタッフ
-
【ナレーター】石丸謙二郎【プロデューサー】加藤博司【企画】古川重樹【ディレクター】河野信一郎【編集】長尾昌【撮影】沢田一宏【VTR】富田浩二【音効】高田暢也【ミキサー】植井英二
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1998.4~1999.3(平成10年度) 第36回
- 賞名
- 優秀賞
- 受賞作品
-
ドラマ 青い花火
- 授賞理由
- アダルトビデオの制作現場という特殊な状況を舞台としながらも、物語の普遍性を十分に備えた作品です。演出、脚本、役者のすべてが充実。精神的な葛藤を抱えた2人の女性が、時に対立しながらも、互いに信頼を寄せ癒やされていく、その過程が丹念に描かれています。立場、世代を異にする2人の距離感の描き方、なかでも、感情的な依存ではない形で信頼を高めていく2人の描き方に、人間関係の微妙さへの敏感な視線が感じられます。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本放送協会
- 制作会社・広告主・広告会社など
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NHKエンタープライズ21
- 放送日
-
1998.11.28
- 時間
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22:40~(59分)
- 作品内容
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他人と関わるわずらわしさを捨てたアダルトビデオの編集者・玲子(桃井かおり)と、自分の居場所のなさにもがきながらビデオ女優に志願してきた彩佳(松尾れい子)。それぞれ心に傷を持つ2人の女性を通して、今を生きることの「疎外感」を浮き彫りにする。
- 出演・スタッフ
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【出演】桃井かおり、松尾れい子、伊東景衣子、伊藤かなこ、上原みほ、岸部一徳ほか【制作統括】阿部康彦、二瓶亙【演出】若泉久朗【脚本】鎌田敏夫
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1998.4~1999.3(平成10年度) 第36回
- 賞名
- 優秀賞
- 受賞作品
-
NHKスペシャル「原爆投下・10秒の衝撃」
- 授賞理由
- 国際政治が核実験を正当化しようとする中で、日本の貴重な被爆データを基礎に、原爆の機能を物理的な力として正面からとらえ、既存兵器と異質な原爆の影響の実態を強い説得力をもって伝えました。日米の科学者による大掛かりなシミュレーションの結果は、CG映像と実写の総合として鮮やかに具象化され、人間には生きて見ることのできない原爆投下の瞬間の“10秒の衝撃”の実像は、世界の現実への鋭い問いかけとなりました。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本放送協会(広島)
- 放送日
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1998.8.6
- 時間
-
20:00~(59分)
- 作品内容
-
広島の人々がピカドンと呼ぶ原爆。爆発からわずか10秒で広島の街は壊滅したという。CG映像とシミュレーション技術を駆使して、原爆投下の瞬間を再現、その性能を多岐にわたり科学的に分析する。炸裂前から放たれていた放射線、3秒で地上を焼き尽くした熱線、10秒で市全域をのみ込んだ衝撃波。日米科学者の協力を得て、10秒を刻々とたどり、核の恐怖を伝える。
- 出演・スタッフ
-
【語り】濱中博久【制作統括】柏瀬武、佐藤正行、新山賢治【構成】沢田博史、村田英治【取材】右田千代、児成剛、櫻井玲子、川本華子、清水芳雄、青柳由則
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1998.4~1999.3(平成10年度) 第36回
- 賞名
- 大賞
- 受賞作品
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KNBスペシャル「人生これおわら」
- 授賞理由
- 三味線と胡弓を抱き初老の2人が“おわら”を唄いながら夜の町をゆきます。詩は自作、胡弓は手作り。爽やかな映像が300年の伝統を物語るかのようです。浄瑠璃と庶民文化がとけあった越中おわら節。その伝統の継承者である2人は、「公民館では歌うな」と、若者を連れて山や川で声を鍛え、正調を教えます。古いレコードを聞き精進を欠かさない彼らの姿に、“おわらの心”がみえるようです。“おわら”は男女の情も歌います。戦時中は、非国民と官憲に追われ、逃げ、歌ったという。今、「八尾に住めることは素晴らしい」と語る姿に、ふるさとを守って生きる喜びが溢れます。地域の局が、地域を描くという基本に立ち、丁寧な作りでふるさとの心を豊かに伝えた番組です。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
北日本放送
- 放送日
-
1998.8.16
- 時間
-
16:30~(54分)
- 作品内容
-
毎年9月に行われ、賑いを見せる富山県八尾町の年中行事、おわら。この町に住む胡弓奏者・伯育男さん(67)と、三味線の沢田明さん(76)。2人は、静かに自分たちだけで楽しむおわら町流しのよきパートナー。観光客の波も引いた深夜、闇夜に響きわたる胡弓と三味線には、2人の人生の喜怒哀楽すべてが表現されている。おわらの芸を自ら磨き、おわらを掘りおこす2人の天真爛漫な日常生活を追う。
- 出演・スタッフ
-
【構成】金沢敏子【編集・撮影】小笠原義博【撮影】堀潤一、水上政人、松本仁志、西川正一郎、山田俊行【音声】西元裕章、和田正彦【MA】藤木晶
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