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【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1971.4~1972.3(昭和46年度) 第9回
- 賞名
- 第19回期間選奨1971.10~1971.12
- 受賞作品
-
東芝日曜劇場「初恋」制作・技術スタッフ
- 授賞理由
- 放送は、テクノロジーとはきりはなされない媒体であり、テクノロジーの発達を、無策のまま放置することは、危険なことです。北海道放送の制作・技術スタッフは、日曜劇場「初恋」をはじめとする一連の番組において、技術面を作品の成果に結晶させ、精神的な側面をつくりだしました。このカラー中継技術の成果は、今後の番組制作にも寄与することでしょう。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
北海道放送
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1971.4~1972.3(昭和46年度) 第9回
- 賞名
- 第19回期間選奨1971.10~1971.12
- 受賞作品
-
天下御免
- 授賞理由
- 多くの時代劇がパターン化している中で、この作品は特異な存在です。平賀源内、杉田玄白らを主人公としながら、その形式のなかで、公害など現代の社会が抱えている複雑な問題を組みこみ、パロディとして成立させた点が注目されます。主人公は単純な意味で、英雄ではない。しかし、好奇心のかたまりのような青年たちで、作品のなかで、旺盛なジャーナリズム精神を発揮するのです。現代的な主題の抽出は、時代劇のなかで、巧妙にはめこまれることによって、生きたものとなります。テレビドラマが娯楽ジャーナリズムとして成功する成果が示され、ひとつの方向を示唆するものとして評価します。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本放送協会
- 放送日
-
1971.10.8~1972.10.6
- 時間
-
20:00~(60分)全46回
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1971.4~1972.3(昭和46年度) 第9回
- 賞名
- 第19回期間選奨1971.10~1971.12
- 受賞作品
-
ちえの実百科「日本の動物」
- 授賞理由
- 学校教育放送番組は、その内容の特殊性、対象のためか、放送番組全般のなかで評価されにくいジャンルでした。しかし、教育機能も、放送の媒体価値であることにかわりありません。「ちえの実百科」は、カリキュラム以外の学校教育放送帯番組として、その方向を模索し続け、地味な努力が注目されます。事実を説明する次元から、事実の裏側にかくされた、人間性、文化観を感じさせる方法は、未完成ながらひとつの可能性として認められます。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本教育テレビ
- 放送日
-
1971.11.8~12.17
- 時間
-
11:35~(10分)
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1971.4~1972.3(昭和46年度) 第9回
- 賞名
- 第19回期間選奨1971.10~1971.12
- 受賞作品
-
金曜スペシャル「未帰還兵を追って」
- 授賞理由
- この作品は、敗戦後26年今なお東南アジアに生活し続ける元日本兵を、現代日本の立場から「未帰還兵」としてとらえなおす企画・制作の姿勢そのものが評価されました。キャメラは、未帰還兵たちの生活と意見を、事実として記録。しかし、この事実としての記録は、制作者の視点によって、鋭く戦争責任を告発するものとなりました。日本の国籍を拒否し、かつての戦場で生活を続ける人間の姿を呈示する行為そのもの、キャメラの目が、戦争責任の所在を示しています。ドキュメンタリー作品の根元的なあり方は、「なにを、何のために、知る」かという基本精神でつらぬく必要があり、この作品は、それを証明しています。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
東京12チャンネル
- 制作会社・広告主・広告会社など
-
今村プロダクション
- 放送日
-
1971.12.10
- 時間
-
20:00~(112分)
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1971.4~1972.3(昭和46年度) 第9回
- 賞名
- 第19回期間選奨1971.10~1971.12
- 受賞作品
-
JNNニュース「沖縄返還協定強行採決」
- 授賞理由
- 放送の媒体価値に報道機能があることはいうまでもありません。報道機能は常に強化され、国民の“知る権利”を満足させる義務があります。しかし、現在民間放送局がおかれている報道番組制作の背景を考えると、その機能はともすると無視されがちです。JNNニュース「沖縄返還協定強行採決」は、そうした背景のなかで、表面の事実にとどまらず、沖縄の問題をニュースによって掘り下げ、“強行採決”の問題点と鋭くとりくんでいます。このジャーナリズムとしての姿勢は貴重なものです。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
東京放送
- 放送日
-
1971.11.17
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1971.4~1972.3(昭和46年度) 第9回
- 賞名
- 第18回期間選奨1971.7~1971.9
- 受賞作品
-
古谷綱正「ニュースコープ」(TBS)キャスター
- 授賞理由
- 日常においては、「ニュースコープ」におけるキャスターとして、テレビ・ニュースのあり方に真剣に取り組み、その成果を、特に、「アメリカ・レポート」において、定着させた点を評価します。「アメリカ・レポート」では、病める国の新しい芽に焦点をしぼり、根元的な面から、アメリカそのものを、とらえなおす試みが見られました。概論ではなく、各論――キャスターの目によってとらえられた範囲という点も、テレビの報告として典型的なものです。
- 部門
-
テレビ
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1971.4~1972.3(昭和46年度) 第9回
- 賞名
- 第18回期間選奨1971.7~1971.9
- 受賞作品
-
斎藤昌子おかあさんといっしょ「うたのえほん」(NHK)の出演、オペラ「死神」の歌唱
- 授賞理由
- レギュラー番組、「おかあさんといっしょ」の「うたのえほん」において、常日頃、幼児たちに親しまれる一方、今村昌平作、オペラ「死神」においては、主役を演じた点が、注目されました。「うたのえほん」の役割と「死神」の役割は、極端に言って、正反対のキャラクターです。この両極端を、歌い演じた可能性が認められました。
- 部門
-
テレビ
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1971.4~1972.3(昭和46年度) 第9回
- 賞名
- 第18回期間選奨1971.7~1971.9
- 受賞作品
-
日曜特集「がんに挑む」
- 授賞理由
- 科学番組は、その内容の特殊性もあり、科学そのものの高度な解説をそのまま内容とするか、逆に一般に理解しやすくするために、難解な部分を切りすてる方法との両極の間で、失敗することが多いものです。しかしこの作品は、現代医学のがん探求の最先端を、科学する心でつらぬき通す方法論をとり成功しました。がんに対するアプローチを、科学的態度でとらえた点が注目されました。こうした方法は、科学番組の制作にあたって、ひとつの指針となるでしょう。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本放送協会
- 放送日
-
1971.9.26
- 時間
-
20:45~(45分)
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1971.4~1972.3(昭和46年度) 第9回
- 賞名
- 第18回期間選奨1971.7~1971.9
- 受賞作品
-
天皇の世紀「黒船渡来」
- 授賞理由
- 激動の明治維新前夜の歴史を、現代の目から探り、その“歴史”のなかに生きた人々のドラマを、ただ単に娯楽的に描くことを拒否し、“歴史のなかに生きること”の意味を追求した作品――。特に、その再発見の目は貴重です。歴史が追想となり、かかわりあいがなくなる時、現代への流れが断絶し、その作品は、テレビの作品ではなくなってしまいます。その点、この「黒船渡来」は、現代に生きる我々に、多くの生き方を語りかけるドラマでした。手法的にも、史跡、筆墨、錦絵などの実写を、ドラマのなかにはさみこんだ点が注目されます。とりあげた歴史が、流れの頂点にありながら、それをとりまく人々のとらえ方が、日常感覚でつらぬかれている点も、歴史ドラマのひとつのあり方を示しています。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
朝日放送
- 制作会社・広告主・広告会社など
-
国際放映
- 放送日
-
1971.9.4
- 時間
-
22:00~(60分)
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1971.4~1972.3(昭和46年度) 第9回
- 賞名
- 第18回期間選奨1971.7~1971.9
- 受賞作品
-
今、この時に「未復員兵の告発」
- 授賞理由
- 戦後26年、この現代に、精神的、したがって肉体的にも、未復員兵という人間が存在することを記録し、執拗なインタビュー取材により、制作者の立場を表現しました。シネマ=ヴェリテ風のインタビューから知ることのできる未復員兵の、異常な発言は、異常であるがため、平常にひびき、戦争体験の風化を告発しています。その告発は、制作者と、記録されるものとのかかわりあいから生まれるものでした。今期の敗戦記念特集番組のなかでは、異常な状態の日常を記録しながら、戦争のおそろしさを訴えたものとして最も高い評価を与えられました。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
東京放送
- 放送日
-
1971.8.15
- 時間
-
9:00~(30分)
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